進撃の巨人・第31巻のあらすじを解説
前巻30巻の最後ではエレンがついに地鳴らしを発動。31巻ではパラディ島内で仲間たちがそれぞれの目的に沿って行動していきます。
地鳴らし発動によってシガンシナ区の壁が崩れ始めたことで、「エレンは味方だった」と確信するアルミン。しかしそう思ったのも束の間、シガンシナ区はおろかパラディ島内すべての壁が崩れ始めていることに気づきます。エレンの狙いは「海の向こうの敵を全て駆逐すること」なのでしょうか?
エレンが始祖を掌握したと思われたはずが、ジークによって巨人化された兵団の人間たちはそのままの姿で暴れ続けます。やむを得ずミカサやジャンら104期生は兵士たちを率いて討伐。その中にはピクシス司令らの姿も。
戦闘中にファルコの身柄を拘束したコニーは母を助けるためにラガコ村へ。これ以上巨人を巡る争いを生むことは何としても阻止したいアルミンはガビと共にコニーを追い始めます。
一方、硬質化が溶かれたのは壁の中の巨人だけではありませんでした。4年間結晶の中で眠り続けていたアニがついに姿を現します。
島内ではフロック率いるイェーガー派がイェレナやオニャンコポンを拘束し、島の支配者となるべく行動を開始。島民は地鳴らし発動に歓喜する者、壁の崩壊に巻き込まれて絶望する者様々ですが、大勢としては賛成派が多数。
ジークの雷槍自爆に巻き込まれて以来消息不明だったリヴァイとハンジの生存が判明。リヴァイを治療し身を潜めていたものの、エレンが未知を通じて発信したメッセージを聞いて立ち上がります。2人は先に本土へ帰還したマーレ軍に取り残されたマガトとピークに遭遇し協力を交渉。ジークを倒すという利害が一致し、「みんなの力を合わせよう」ってやつが始まりました。
イェーガー派と共に行動していたジャンはマルコのことを思い出して反撃を決意。ハンジ達に合流。
アルミン決死の博打もあって、コニーは母にファルコを食わせることを諦めます。母のためにも「困っている人を助ける立派な兵士になる」ことを決意。アニとライナーとも合流し「世界救出」へ向けて役者が揃いました。
駆け足でそれぞれの展開が進み、あれよあれよと言う間に全員集合。世界を救うとは言ってもエレンの地鳴らしを止めるつもりなのか、あるいは別な考えがあるのか。ここまで来ても先が読めません。