進撃の巨人・第27巻のあらすじを解説

エレンらパラディ勢によるレベリオ襲撃より以前、ジークはヒィズル国アズマビト家のキヨミと密会していた。

パラディ島を守るためのジークの秘策は、「地鳴らし」による抑止力を発揮し他国を牽制、時間稼ぎ(50年)をしている間にヒィズル国が介入し軍事力・国力を向上させる。そして、獣の巨人をヒストリアへと継承して子供を増やすこと、であった。

エレン、調査兵団、中央憲兵、イェレナ、ジーク、アズマビト家……それぞれの思惑が渦巻くなか、兵団・パラディ島全体としての結論は先送りにされたまま時間が過ぎていく。

ヒストリアの妊娠と、兵団が「巨人化薬」を手に入れてから状況が変わる。

兵団はイェレナら義勇兵を拘束、エレンから始祖の巨人、ジークから獣の巨人を奪おうと動き出した。あくまでも自分たち主導で「地鳴らし」を使いたい。またエレンの単独マーレ潜入はイェレナの影響であったことが判明。

義勇兵と距離が近かったため調査兵団は孤立気味、さらに反抗的な行動に出るものも現れ始める。アルミンとミカサはエレンの真意を確かめるため話し合いの機会を設けようとするが、ザックレーが許さない。

直後、ザックレー総統が何者かに殺害される。それを合図にするかのようにエレンは地下牢から脱獄。フロックらイェーガー派と合流を果たす。

ジークの秘策を巡るそれぞれの思惑

人物思惑
エレン当初はジークに反対。賛成に変わった?
ジークエルディア人を救済する秘策を実行したい(具体的な内容は?)
パラディ島兵団自分たち主導で地鳴らしをしたい。エレンとジークの力を奪いたい
アルミンたちエレンが何を考えてるか分からない…パラディ島は守りたい
フロック達「ジークを信じるエレン」を信用している。地鳴らし派
ヒストリアパラディ島の存続のためなら獣の巨人を継承しても構わない姿勢
イェレナマーレへの復讐。エルディア人を開放したい。
マーレ国ジークに裏切られた。パラディ島から始祖の力を取り戻したいし報復したい。
アズマビト家パラディ島の地下資源が欲しい(金儲け&ヒィズル国内での立場向上にもつながる)。
発売日:2018年12月7日()

伏線・謎・ヒント

  • エレンは「他のやり方があったら!!教えて下さいよ!!」のときに巨人化(顔の模様の変化)。なぜ?
  • 兵団の作戦「ヒストリアを巨人にしジークを食わせる」を本人にリークしたのは誰?
  • ヒストリアの元に訪れた謎の人物(フードを被っている)の正体は誰?
  • ヒストリアの子の父は誰?
  • ザックレー総統を殺したのは誰?
  • アルミンの推測「命令を下すのは始祖の巨人」というのは正しい?
  • ガビがサシャの父やカヤとの交流を経て心境に変化が見られる。

ヒィズル国との会談があった時点でのエレンの発言

この時点では「話し合い」もありと考えている感じ?

※27巻第107話「来客」の回想シーン

「壁を破壊し蹂躙された挙げ句、家畜みてぇに子供を産まされ殺されてやっと生きることが許されるって言うのなら…

オレはジーク・イェーガーの計画は到底受け入れられません。

「地鳴らし」の維持に我々の命運を委ねるのは危険です。

残された時間の限り、あらゆる選択を模索するのが我々の取るべき最善策ではないでしょうか?」

レベリオ襲撃後

「他のやり方があったら!!教えて下さいよ!!」

もう地鳴らしするしかないだろうと考えている?

ちなみに、このときに顔だけ巨人化している。叫びで座標を発動したときと同じ現象。なぜ?

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