進撃の巨人・第21巻のあらすじを解説
四足歩行の巨人に助けられたジークがエレンたちがいるエリアにやってきた。そこで「俺たちはあの父親の被害者」という意味深な発言をする。
リヴァイが追いかけてきたこともあり、ジークはエレン(ベルトルト)を見逃してその場を去る。
ハンジたちは、巨人化の薬でライナーの力を手に入れる可能性を考慮し、殺すことを保留するが、ジークと四足歩行の巨人に奪われてしまう。
ベルトルトに焼かれて死んでしまったかと思われたアルミンが吹き返した。巨人化の薬を使い復活させようとするが、そこへ特攻作戦の中で運良く生き延びた新兵のフロックが瀕死のエルヴィンを背負ってやってきた。
調査兵団団長のエルヴィンか、その頭脳で数々の危機を救ってきたアルミンか、どちらを選ぶかで揉めるエレン達。
最後はリヴァイの決断でアルミンが巨人化し、ベルトルトを捕食して復活。
多くの犠牲を払い、エレンたちはウォール・マリア奪還に成功した。そして、ついに地下室の秘密を知ることになる。
グリシャの記録で明らかになった世界の歴史
1800年前から100年前までの流れ
- ユミル・フリッツが「大地の悪魔」と契約し、巨人の力を手に入れた。
- ユミルの民は巨人化できる。
- ユミルは死後、9つの巨人に魂を分けた。
- エルディア帝国がマーレを滅ぼし、1700年に渡り多民族を弾圧。
- この間、8つの巨人を持つ家同士の争いが続いていた。
100年前からグリシャ誕生までの流れ
- 145代目フリッツ王が「始祖の巨人」を継承。巨人大戦の開始。
- マーレは巧みに情報操作をしエルディアの各家を同士討ちにさせ、巨人大戦に勝利。
- フリッツ王は一部の仲間を連れてパラディ島に逃げる。「地ならし」を抑止力として壁内にこもる。
- 大陸に残された一部のエルディア人はマーレから弾圧を受けるようになる。
グリシャ誕生から現在までの流れ
- グリシャ(エレンの父)はマーレ国内でエルディア復権派として活動を始める。
- 王家の血を引く「ダイナ・フリッツ」と出会い、息子ジークが誕生。
- マーレがパラディ島から始祖奪還の計画を打ち出したため、グリシャはジークをマーレ戦士にしようと試みる。
- ジークは自分と祖父母の身を案じ、マーレにエルディア復権派を密告、グリシャたちは楽園(パラディ島)送りになる。
- 楽園送りになったエルディア人は「人食い巨人」となり、島を永遠に彷徨うことになる。
伏線・謎・ヒント
- ジークがエレンに「俺たちはあの父親の被害者」と言ったということは?
- ジークはリヴァイの強さにビビっている。相当驚きの様子。
- なぜリヴァイはエルヴィンではなく、アルミンを選んだのか。
- 「人類は滅んでなどいない」とは?
- ユミルが結んだ大地の悪魔との契約の詳細は?
- フリッツ王が壁に逃げ込んだ理由とは?
- グリシャが生まれたマーレの文明は、パラディ島(エレン達の住む世界)に比べてかなり進んでいる。