進撃の巨人のストーリー解説・地図で図解【壁内編】1~22巻(海を見に行くまで)

進撃の巨人のストーリー(1~22巻)を地図と共に解説。

トロスト区防衛戦、第57回壁外調査で女型の巨人との遭遇しその後ストヘス区で対決、ウォール・ローゼ内の南エリアで獣の巨人との遭遇、ウトガルド城での戦いからライナー&ベルトルト(鎧&超大型巨人)との対決、エレン奪還作戦、王政編、ウォール・マリア最終奪還作戦までを図解。

物語に登場する街や施設の名前と位置関係、各エピソードでエレンや仲間たちはどこにいたのか地図を使って解説します。

導入・進撃の巨人の地図と世界の状況

進撃の巨人の地図・基本

「進撃の巨人」の世界の住民は3枚の壁に囲まれたエリアに住んでいます。

壁の外は巨人がうろついているので外に出られず、経済活動、農畜産などあらゆるものは全て壁内で完結。文明はあまり進んでおらず、移動手段は馬。電気は通っていません。

標高は壁の中央へ向かうほど高くなっており、川は壁の外へ向かって流れています。

街の名前と壁の名前

進撃の巨人の地図(町の名前と壁の名前)

3枚の壁は名は外から順に、

  • ウォール・マリア(半径480km)
  • ウォール・ローゼ(半径380km)
  • ウォール・シーナ(半径250km)

それぞれの壁には4つの突起(城壁都市的なもの)があり、大きな街になっています。この街に以外にも小さな村や集落が各所にあるようです。

主人公エレンが住んでいるのは最も外側の南にあるシガンシナ区。物語によく出てくる街は主にシガンシナ区、トロスト区、ストヘス区あたり。

一番内側にウォール・シーナの中には中心都市・王都ミットラスがある。中へ行くほど都会、外へ行くほど田舎という感じ。

※ユトピア区は一番北(ウォール・マリアの北の城壁都市)かもしれません。

超大型巨人の襲撃からトロスト区防衛・奪還戦(1~4巻)

進撃の巨人の地図・超大型巨人襲撃からトロスト区防衛戦(1~4巻)

物語開始早々、壁が破壊されます。超大型巨人が壊したのはシガンシナ区の外門。鎧の巨人が壊したのはウォール・マリアの中に繋がる内門。

ウォール・マリアが破られ、人類の活動領域は今までの約2/3となってしまいました。たくさんの人が家を奪われ、食糧危機も深刻です。

物語はサクサク進み、トロスト区での戦い。エレンたちが訓練兵を卒業して「さあ明日から調査兵団に入って頑張るぞ」というタイミングで再び超大型巨人が出現しまたまた門を破壊。大量の巨人が街に侵入してきます。

ちなみにエレン達が訓練兵時代に活動していた場所はトロスト区周辺のようです。ウォール・ローゼ内に東西南北4つの拠点がある設定(壁を突破される以前はウォール・マリア内にもあって計8つ)でエレンたちは南エリア。

トロスト区での戦い。エレンの巨人化

この日はちょうど精鋭部隊である調査兵団が壁外調査に出ており不在。残された104期生と駐屯兵団が必死にトロスト区の住民を壁の内側に避難させようと奮闘。

しかし、戦いが始まってすぐ、エレンは巨人に食われてしまいます。その後、しばらくして巨人化して復活。エレンの力もあって、なんとか災難を逃れた兵士たちは安全な場所へ避難。しかし、トロスト区へ入ってくる巨人はまだたくさんおり、どうにかしないとまずいことに変わりはありません。

この時点で何が何だかよくわからない感じで物語は進行していきますが、とにかくエレンは巨人になれるのです。

突然「巨人になる人間」が現れたものだから兵団内はパニック状態。恐ろしい力を持った敵か味方かよくわからないやつを生かしてはおけないということで、エレンは上官に殺されそうになります。

しかし、そこへエレンの話を聞きつけたピクシス司令が登場。逆にエレンを使ってトロスト区のピンチを脱出しようと提案します。

岩で穴を塞ぐ

超大型巨人に壊された壁の穴を、巨大な岩を使って塞ごうという作戦です。

ちなみにこの岩はトロスト区の街中に昔からあったとされており、なぜそんな都合の良いものがあるのかと読者の間で議論の的になっています。

エレンが岩を担いで穴に到着するまで、兵士たちは巨人からエレンを庇ったり、遠ざけたりしてサポート。しかし、巨人の力は圧倒的なので兵士がバンバン死にます。

多大な犠牲を払うことになりますが、それでも今この穴を塞がないことにはもっとたくさんの人命が失われることになるわけで、人類の未来のためとにかくやるしかありません。

無事トロスト区の穴が塞がる

進撃の巨人の地図・トロスト区防衛戦終了後(4巻)

無事穴は塞がりましたが、人類の活動領域の面積は変わっていません。なんとか現状維持できた、という状況です。

この世界では壁内オンリーの生活で外国があるのかどうかも不明。よって食べ物を外国から輸入したり出来ませんから、農業ができないのは致命的。食糧危機はそのまま生命の危機に直結します。

トロスト区を守るぞ、ウォール・マリアを奪還するぞと人々が大騒ぎしているのはそのためです。

また、今回エレンが穴を塞いだせいで壁の外へ出るための場所が1つ失くなってしまいました。最終的な目的はシガンシナ区の穴を塞ぐことなのに、これで遠回りしないといけなくなりました。前途多難です。

第57回壁外調査で女型の巨人が出現(5~7巻)

進撃の巨人の地図・第57回壁外調査で女型の巨人が出現(5~7巻)

トロスト区の出口が使えないので、第57回壁外調査の出発地点はウォール・ローゼの東・カラネス区となりました。

表向きの作戦目標は「来たるべきウォール・マリア奪還作戦のための予行演習」。カラネス区から南下してシガンシナ区へ向かうルートの練習のようなもの。と、エレンの先輩たちは考えていました。

しかし、エルヴィン団長が密かに企む真の目的は、「“敵”の正体を暴き、捕らえること」です。

道中で調査兵団は_女型の巨人_と遭遇し、巨大樹の森で激しい戦いが展開されます。ここで多くの仲間が女型に殺され、エレンも巨人化して応戦するものの敗北して拉致されます。リヴァイとミカサによってなんとか救出されますが、女型の捕獲には至らず壁外調査は大失敗に終わりました。

ちなみにリヴァイ班がエレンを監視するための拠点としたお城みたいな旧調査兵団本部はエルミハ区の外、南に少し下ったあたりと思われます。

ストヘス区で女型の巨人と対決(8巻)

進撃の巨人の地図・ストヘス区で女型の巨人との戦い(8巻)

第57回壁外調査の失敗により、エレンを中央政府へ渡さなければいけなくなりました。そして王都への移動はウォール・シーナ東のストヘス区を経由することに。

ここでアニを誘い出して女型の巨人との対決。終了後、アニはしばらくストヘス区に幽閉されることになります。

また「壁の中の巨人」が発見されたのもストヘス区です。

ウォール・ローゼ内に巨人発生~ウトガルド城の戦いに至るまで(9巻)

進撃の巨人の地図・ウォール・ローゼ内に巨人発生~ウトガルド城の戦いまで各班の行動(9~10巻)

ここからは時間差進行でやや複雑な展開。

ストヘス区での女型の巨人との戦いの12時間前、ウォール・ローゼ南で巨人発生していたことがわかります。

現場付近の調査兵団の拠点には104期生もいました。なぜかというと、女型の巨人出現によって身内に敵がいることがわかったため、エレンら一部を除く104期生はみんな疑いの対象となってそこで拘束されていたのです。

ウォール・ローゼ内に巨人が発生したということは、ウォール・ローゼのどこかが破壊されたということになります。拠点にいた104期生を含む兵士たちは、巨人の侵入口を調査すると共に近隣住民の避難を呼びかけるために出動開始。

獣の巨人が出現

時間稼ぎのために1人で囮になったミケ分隊長が獣の巨人と遭遇。立体機動装置を奪われ殺されてしまいます。

言葉を話し、他の巨人に命令して操る獣の巨人。新たな敵の登場です。

チーム毎の行動

エレンたち

ストヘス区で見つかった「壁の中の巨人」の秘密を知っていそうなニック司祭が怪しい。ハンジは彼から秘密を聞き出そうとしますが、口を割らず。

言うかどうかは現在の人類の惨状を自分の目で確かめてから、ということでエレンやハンジと一緒に難民が集まるエルミハ区へ移動。

北・サシャ等

サシャは故郷ダウパー村へ。近くに出来た新しい村で巨人に襲われている母子を発見。母は既に手遅れ、子供だけを連れて何とか逃げ切ります。直後、近くで避難中の父に出会い合流。

その後、ハンジたちのいるエルミハ区へ移動。

西・ナナバ班

ナナバ、ユミル、クリスタなど。壁に突き当たるまで進み、その後壁に沿って南下。

南・ゲルガー班

ゲルガー・コニー・ライナー・ベルトルトなど。

コニーの故郷、ラガコ村を訪問。そこでコニーの母にそっくりな巨人がコニーの家の上に寝っ転っていました。手足が細く動けない様子ですが、「おあえり」と言葉を発したことで、コニーは母が巨人化したのではないかと疑っています。

その後、壁に沿ってを北上。

東・不明。

おそらくエルミハ区方面に向かったのでしょう。

西班と南班がウトガルド城へ

壁に沿ってチェックしたにも関わらず、穴は見つらないまま、西ナナバ班と南ゲルガー班が合流。

巨人が活動しない夜になったところで、ちょうどウトガルド城が見つかったので休憩。そしたらまさかの巨人大量発生。

ウトガルド城の戦い ~ VS 鎧の巨人&超大型巨人(10~12巻)

進撃の巨人の地図・エレン奪還作戦(10~12巻)

ウトガルド城ではユミルが巨人化して奮闘中。

女型の巨人と戦っていたエレンたちの班はストヘス区からエルミハ区へ移動中、ニック司祭の話を聞いて、クリスタが重要人物であることが発覚。そしてそのクリスタがウトガルド城にいるということで急いで応援に駆けつける。

クリスタの本名がヒストリア・レイスであることが判明。

なんとピンチを脱出した調査兵団。壁に穴はなさそうなので一旦帰ろうとしたら、ライナーとベルトルトがまさかの告白。

そのまま鎧の巨人と超大型巨人との戦いへ突入。途中まではエレン優勢だったものの、ベルトルトの捨て身の作戦によって敗北。

ライナーとベルトルトは、エレンとユミルをさらって逃走。ベルトルトの熱風により大半の兵士は戦闘不能で追いかけることもできず。

鎧の巨人&超大型巨人との戦い

進撃の巨人の地図・鎧の巨人ライナー&超大型巨人ベルトルトとの戦い(11~12巻)

トロスト区で待機中だったエルヴィン班に情報が伝わり、エレン奪還作戦始動。調査兵団、駐屯兵団、憲兵団の混成部隊が壁の上を走って移動する。

エレン奪還作戦

進撃の巨人の地図・エレン奪還作戦(11~12巻)

ハンジの推理により、ライナーたちが休憩しているであろう巨大樹の森を目指すことに。

夜まで休むつもりだったライナーたちでしたが、調査兵団が思いの外早く追いついてきたので移動開始。途中でユミルがクリスタも連れて行くとゴネたこともあり、追いつかれて戦闘へ。

エレンを取り返すためにあの手この手で攻める調査兵団。エルヴィン団長が右腕を失ってしまいます。

アルミンがベルトルトに「アニが拷問を受けている」と嘘で言った「※ユトピア区」はウォール・ローゼの北の城壁都市。

※「極北」と言っているのでウォール・マリアの北かもしれません。とはいえ、ウォール・マリアを破壊した張本人であるベルトルトに向かってウォール・マリアの城壁都市の名前を出すと、「お前ら今そこに行けるわけないだろう」とツッコミが入りそうです。アルミンならそこまで考慮して街を選ぶと思うのですが、明確な描写がない以上、答えはわかりません。

エレンの叫びの力発動

進撃の巨人の地図・エレンが初めて座標の力を発動した時(12巻)

なんとかエレンを奪い返した調査兵団でしたが、周囲を巨人たちに囲まれて大ピンチに。

エレンの母カルラを食った巨人が現れ、ハンネスさんを捕食。ミカサも負傷で動けない中で、追い込まれたエレンがまぐれで叫びの力を発動。

巨人たちを操り、ライナーたちを退けることに成功。またしても多くの犠牲者を出しながら、なんとか生還。

ユミルはヒストリアに別れを告げ、巨人の群れにまとわりつかれるライナーとベルトルトを助けに行っていましました。

王政編(13~18巻)

進撃の巨人の地図・王政編(13~18巻)

ウォール・マリア奪還に向けて突き進みたい調査兵団 VS エレンとヒストリアを狙う中央政府

エルヴィン団長は人類の未来を中央政府に委ねられないと判断し、クーデターを企だてます。

このときの拠点は基本的にピクシス司令がいるトロスト区。ケニーたちと戦った街はストヘス区。

エルヴィンの処刑が決まりそうになった時、ザックレー総統とピクシスが仕組んだ嘘情報はウォール・ローゼ東のカラネス区の壁が巨人に破壊されたというもの。

レイス家の教会があるのはウォール・ローゼ内の北側のエリア。ロッドの超大型巨人と戦ったのはオルブド区。

王政編のあらすじをもうちょっと詳しく解説

ウォール・マリア最終奪還作戦(18~22巻)

進撃の巨人の地図・ウォール・マリア最終奪還作戦(18~22巻)

出発はトロスト区。リフトを使って人馬ともに壁の外側へ移動。

巨人が動かない夜の間に移動して、早朝にシガンシナ区に到着。

敵はエレンたちが逃げられないようにシガンシナ区の内門を塞ぎ、ウォール・マリアの内側を大型の巨人で囲んでしまいます。

シガンシナ区の中で、104期とハンジ班がライナー&ベルトルトと対決。雷槍初登場。

ウォール・ローゼの内側では、リヴァイ&騎馬隊が獣の巨人と対決。エルヴィン団長の特攻により獣の巨人を追い詰める。

アルミンの捨て身の作戦によりベルトルト討伐。ライナーと獣の巨人は瀕死まで追い込詰められて逃亡。そして白夜勃発。

そして地下室へ

グリシャの手記により、壁の外の世界の謎が明らかになります。

進撃の巨人の世界地図

エレンたちが住んでいるのはパラディ島という島であり、グリシャは海を隔てた隣の大陸のマーレ国から来たということがわかりました。ライナーやベルトルト、アニも同じくマーレ出身です。

世界地図の全貌は明らかになっていません。パラディ島の壁内の広さを考えるとマーレ大陸はとてつもないことになり、さらにまだ見えていない部分もあるので進撃の巨人の星は地球よりかなり大きいのかもしれません。

大陸はかつてエレンたちの先祖であるエルディア人が作ったエルディア帝国が支配しており、他の民族を虐げていたのですが、およそ100年前に起きた巨人大戦によって勢力が激変します。そこで新たな支配者となったのがマーレです。

マーレにはパラディ島住民の大半を占めるエルディア人(ユミルの民)と同じ民族が住んでいます。マーレに住むエルディア人は過去の遺恨が理由で迫害されており、巨人になれるために戦争兵器として利用されています。

また、エレンたちが今まで戦ってきた巨人の正体は、罪を犯した罰としてパラディ島に移送された大陸のエルディア人でした。彼らが薬によって巨人化させられていたのです。

物語冒頭でシガンシナ区を襲った巨人たちも、トロスト区で戦った巨人たちも、みんな自分たちと同じ民族だったということになります。原作を読み返してみると、エルディア復権派のメンバーによく似た顔の巨人を確認できるでしょう。

そしてさらにエグいのが、エレンの母カルラやハンネスを食ったあの巨人の正体がグリシャのマーレ時代の妻ダイナだということ。さらにさらに、そのダイナとグリシャの子供が獣の巨人の中の人であるジーク、つまりエレンの異母兄弟…目眩がします。

極めつけはマーレをはじめとした世界中の人々がパラディ島のエルディア人を悪魔とみなし憎んでおり、絶滅を望んでいるということです。

この絶望的な状況をエレンたちはどう打開するのか、というのが23巻以降のストーリーのメインということになります。

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※23巻以降のネタバレあり

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