よくある疑問や謎一覧

よくある疑問、素朴な疑問、ふとした疑問を集めています。

ネタバレありなので、原作未読の方はご注意下さい。

随時、追加・修正しています。

「残された謎」的なもの

各話のサブタイトルの意味は?

下記リンク参照(※管理人の勝手な解釈です)

845などの数字の意味は?

おそらく年号。0年に何が起きたのかは不明。

「いってらっしゃい エレン」とは何だったのか?

不明。はっきりとした説明はない。

ミカサの頭痛の原因は?

不明。計10回ほどあるが、全てに共通する何かを見出すのは難しい。最終巻(34巻)の加筆で始祖ユミルがミカサの頭の中を覗いたというような描写があるが、頭痛と直接関係があるのかどうかは不明。

大木の穴で始祖ユミルが接触したハルキゲニアのようなアレの正体は何?(光るムカデ、有機生物の起源)

不明。エレンが巨人の力が消えることを知っていたり、最後にミカサのマフラーを巻いた鳥のことを考えると、光るムカデはエレンに寄生してまだ生きているのかもしれない。

ヒストリアの子の父は誰?

キャラクター名鑑 FINAL を参照。とはいえ、信じるか信じないかは自分次第。エレンとミカサの相思相愛は父エレン説の否定材料として不十分だが…。

壁内の世界

壁内の広さ(半径と面積)

ウォール・シーナ 250km 196,250km²

ウォール・ローゼ 380km 453,416km²

ウォール・マリア 480km 723,456km²

海に行けないのに塩はどうしているの?

岩塩。まとまった数の人が住んでいるということは、大昔海底だった部分が地上に現れて岩塩が取れるようになった場所が壁内にもあるはず。

水はどうやって確保しているの?

壁の中央に行くほど標高が高いらしく、そこから外に向かって川が流れている。壁の中心に近いであろう王都ミットラスは山の麓~中腹にあるのだと思う。

酵母とは?

単行本・第6巻の23話と24話の間の「現在公開可能な情報」参照。これが何か重大な秘密が隠されているのでは?と噂されていたことがある。

王政府の方針で民が外の世界に興味を持つことはタブーなのに、調査兵団が存在するのはなぜ?

王政府にとって都合が良い面もあるから。王政府は外の世界に興味を持つような人間を取り締まりしばしば暗殺している。好奇心旺盛な人間が集まる調査兵団だが、壁外調査に出れば高確率で巨人に殺されて自動的に数が減ってくれる。また、調査兵団がボロボロになって帰ってくる姿を見れば、民衆は自ずと壁外に出ようと思わなくなる。

壁外の世界

進撃の巨人の世界は実際の世界地図を反転させている?

作者は現実と鏡合わせのイメージと語っており、確かにマーレとパラディ島はアフリカ大陸とマダスカルを上下反転させたような感じになっている。しかし広さまで現実と同じかどうかはわからない。壁の半径から計算するとサイズが全然違う。

マーレの都市・レベリオの位置は?

不明。作中で具体的な描写はないがおそらく大陸の北東あたり。軍港の爆発が見えるくらいなので海は近い。「地鳴らし」がマーレに上陸してすぐの頃、ハンジが北東の都市はもうダメだという旨の発言をした時マーレ勢は絶望していた。

ヒィズル国はどこにある?

不明。作中で具体的な描写はない。87話で「東のマーレ敵対国」という表現があり、それがおそらくヒィズル(極東・日本がモデル)のことだと思われる。クルーガーが協力を求めるということは単にマーレと敵対関係にあるだけでなく「エルディア帝国」と強い繋がりが必要。

ヒィズルは巨人大戦以前からエルディア帝国と交流があり、大戦後に敗戦国となった。また、99話でキヨミがヴィリー・タイバーに対して思うところがありそうな態度を取っており、パラディ島に協力していることなどからも「マーレの敵対国」という表現は納得できる。

オニャンコポンの故郷はどこ?

不明。作中で具体的な描写はない。134話の「地鳴らし」が世界を襲う描写の中で黒人ばかりがいるロンドンを模した都市が登場するので位置は現実で言うイギリスの場所にあるのかも、と想像はできる。

巨人関係

巨人の正体

人間(ユミルの民)。ではなぜユミルの民が巨人になるのか、なぜ光るムカデが始祖ユミルに寄生したことが巨人の力の獲得に繋がるのかは不明。

無垢の巨人の中の人はどこにいる?

同化して目に見えなくなっているが、うなじの中に確かにいる。らしい。

なぜ「うなじ」が弱点なの?

調査兵団の経験則。やってみたらそうだったからそうだと判断するしかない。理由はない。ハンジの推測では、巨人の「うなじの弱点」に元の人間がいるからそこを切れば死ぬらしい。

「うなじ」の弱点のサイズは縦1m横10cmであり、人間の脳から脊髄にかけてのサイズと同じである。目に見えないがそこに中の人がいる(いた)に違いないと考えられている。(13巻51話)

無垢の巨人はいつ生まれた?

不明。始祖ユミルが巨人の力を手に入れた瞬間は描かれたが、無垢の巨人の誕生は不明のまま。

知性巨人の継承方法はいつ確立された?

不明。始祖ユミルの娘はそのまま身体を食った。いつから無垢経由になったのかは不明。

ハンジのセリフ「質量にあるべき重量には到底達していなかった」巨人の体は軽い?

「見た目と重さが合ってない」ということを言いたいのだと思われる。「巨人の体はプラズマで出来ているから軽い説」などがある。ちなみに130話で地鳴らし巨人が泳いで海を渡る描写があるが、この体重が軽い話とは直接的に関係はない。泳ぐことについてはバタ足と浮力で説明がついてしまう。

1話の丸坊主の巨人は何?

不明。

壁は誰が作ったの?

145代目の王カール・フリッツ。元はエルディア帝国の王であり、巨人大戦後にパラディ島へ移住し家名をレイス家に変えた。

超大型巨人は60mなのに壁の高さは50mなのはなぜ?

足が10m分埋まっているらしい。

女型の巨人は男性が継承したらどうなるの?

不明。車力の巨人は元は男性だったが中身がピークということになって若干見た目が変わった。それの逆パターンということになるのでは。女性っぽい体格になるなど。

むしろ問題は名前の付け方かもしれない。本来は「性別の特徴がよく現れる巨人」ということなのかもしれないのに、正式に名前をつけた時代にたまたま女性が継承したので見た目だけで判断されて「女型」になったなど…。

壁内と壁外で知性巨人の呼び方が一緒なのはなぜ?

おそらくマンガ的な都合。違っていたら読み難くてしょうがない。ユミルの民が道で繋がっているから、と考えることもできる。

どの巨人が一番強いの?

そういう作品ではない。

各知性巨人の固有能力は?

身体的な特徴由来の違いはあるが、それぞれに専売特許の固有能力と呼べるようなものはない。硬質化は車力以外みんな使っている。顎はそれが他より硬い。エレン、ライナー、アニは結晶の形を変えることが出来る。戦槌はそれが上手なだけ。超大型は変身時の爆発がでかいが爆発自体はみんなする。始祖と進撃が特殊。始祖の巨人はユミルの民の体質を変えたり記憶を消すことができる。進撃の巨人は未来の継承者の記憶を見ることがある。

進撃の巨人の固有能力は過去の継承者に記憶を見せること?記憶を送ること?

そんなことはどこにも描かれていない。クルーガーもグリシャもそんなことしてない。エレンがグリシャらに記憶を選んで見せていると感じるのであれば、物語全体の構造や120,121話の記憶ツアーの描写を勘違いしている。

そもそも知性巨人継承者は過去の継承者の記憶を自由自在に見ることは出来ない。過去があやふやな状態でいったい何の目的でどの記憶を送るのか?仮に送ったとして相手は必ず見るのか?

記憶を送ることができたとしても、既に知っている過去が再現されるだけでまったく意味がない。

グリシャはリアルタイムで記憶を見ている?

リアルタイムではない。それが起こるより先に見ている。記憶を見て実際にそれが起こるというサイクルを体験しなければ「自分は未来の記憶を見た」と実感できない。だからエレンがその都度その瞬間に意図的に記憶を見せているという理屈は成立しない。

始祖を掌握したエレンなら過去の継承者に記憶を見せることができる?

地鳴らしが発動された後のエレン(というか、最初からずっと)には過去に干渉する動機はない。だからストーリー上意味のない能力をエレンが持つ理由はない。

始祖エレン(骨の巨人)の名前

終尾の巨人。しゅうびのきょじん。2022年7月15日アニメ公式アカウントから、作者が名付けたという発表があった。

SF設定(時間・過去・未来)

進撃の巨人は未来が見える?

「未来の継承者の記憶」が見えるだけ。だから先のことが何でもわかる訳ではない。

なぜエレンは未来が見えるの?

①グリシャが進撃の巨人の特性によって未来エレンの記憶を見る

②現在エレンは「知性巨人共通の力」でグリシャの中にある未来エレンの記憶を見る。

こうしてエレンは「グリシャを経由して未来の自分の記憶を見る」ことで、未来を見ている。これをアルミンは進撃の巨人の力で未来を見ると言っている

なぜ未来は変えられない?

未来が変わってしまうのであれば、エレンやグリシャが見たものは「未来の記憶」とは言えない。そういう設定だと受け入れるしかない。

そもそも未来を決めているのはエレン自身である。が、そのエレンも未来の記憶の影響を受けているのでグルグル回って不思議なことになっている。だから最初から決まっている云々という話になる。

決定論的な物語は世の中にたくさんある。進撃の巨人だけが特別おかしいわけではない。仮にエレンが見たのが幻覚だったとしても結果は幻覚通りなのだから未来は決まっていたということになってしまう(自己実現的予言)。

エレンは始祖の力で過去を改変した?

エレンは過去を変えていない。「すべてが最初から決まっている」ので、エレンが過去に影響を与えるのも織り込み済み。なので変更前の世界は最初から存在しない(実際、作中に変更前の場面は登場しない)。

正確には、描写がない以上過去を変えたとは言えないし、そもそも考える意味がない、という感じ。

この物語はあくまでもエレン自身が選択した結果であり最初から決まっているわけではないという解釈することも出来なくはないが、そのエレンは既にある未来の記憶を見ておりその影響を受けて行動しているのだから、結局は最初から決まっているのと同じことになってしまう。

過去と未来が同時に存在する?

一枚の絵の中に時間の流れが入っているような感じ。たった1つの過去とたった1つの未来が同時に存在する。だから「未来が決まっている」ということがあり得る。登場人物たちは自分がそういう世界の中に生きているという実感はない。

未来の記憶や過去未来同時に関する設定は、小説「あなたの人生の物語」を読むと受け入れやすくなると思う。俗に言うパラレルワールドやループを軸に考えると苦しくなりそう。

決定論的な小説や映画はたくさんあるが名前を挙げるとネタバレになってしまう

ループもの?

やり直すためにループする作品をループものというのであれば、違う。因果のループ(ブートストラップ・パラドックス)はあるので、無限にループしているとは言える。

ちなみに、エレンが恣意的にグリシャに記憶を見せて操っていたとか、意図してダイナ巨人を操っていたというような考え方は、この作品がやり直しループものだとみなすのと同じ。

民族関係

ユミルの民とエルディア人は何が違う?

作品を読む上では、同じものと考えても特に問題はないはず。しかし実際は違う。エルディア人の中でも道に繋がり巨人の力を持っている民族がユミルの民。ユミルの民ではないエルディア人もいる(壁内の貴族など)。

アッカーマンはユミルの民なの?

93話のジークの「巨人化学の副産物」発言(つまり彼らは人間の姿をしたままの巨人である)、123,126話でエレンの放送がミカサとリヴァイに聞こえていることなどから、ユミルの民であると言える。

最終話のミカサの様子だと記憶を消されていたように見える。アッカーマンは記憶の改竄が効かないのでは?

不明。最終話や138話等の描写だけではミカサの記憶が本当に消えていたのかどうかはわからない。「記憶の内容を書き換える」のではなく「記憶を消す」ことを「改竄」と捉えるかどうかで解釈は変わったりもする。

王家の血筋とは?

フリッツ王家および、そこから派生したレイス家(145代カール・フリッツの子孫。壁の王たち)一族の血筋・血統こと。巨人の力、もっぱら始祖の巨人の真価を発揮する上で重要な役割を担う。

ユミルの民って全員王家の血筋なのでは?

不明。作中で明言はされていない。しかし王家の血筋が特別扱いされている以上、なんらかの区別はあるはず。

マーレ人とエルディア人の違いは?ライナーはどっち?

マーレはマーレ国の人、エルディア人はかつて122話に登場する部族の末裔(エルディア帝国の中心だった人達&巨人になれるユミルの民)。ライナーはマーレ人でもあるしエルディア人(ユミルの民)でもある。〇〇人という呼び方の区別は案外難しい。

ストーリー関係

序盤 【1巻】

1巻を読んで生まれるあらゆる疑問

とりあえず最後まで読むべし。理由は読めばわかる。

トロスト区防衛戦 【1~3巻】

超大型巨人の残骸が消えるの早過ぎじゃない?

確かに早い。平和的な解決を目指すなら、エレンは気が動転していて目の前で起きていることを正確に認知できていなかったのかも…と解釈しておけば良いかもしれない。

なぜエレンを食った髭面の巨人はエレンの巨人を継承しなかった?

丸呑みしたから。巨人の力を継承するには脊髄液を摂取しなければならない。10話でこの巨人の胃袋の中が描かれるが、他の人もみんな丸呑みされているようなので、そういうクセなのでは。もしこの件がなければ、巨人が人を噛まずに丸呑みしたらどうなるの?と疑問を抱く人が続出したと思われる。

アニ「ライナー…どうする?」ライナー「まだだ…やるなら集まってからだ」この会話の意味は?

ライナー達は“巨人が”街中にもっと集まってから、内門を破壊するつもりだった。しかしエレンが知性巨人であることがわかったので内門破壊は保留にし、エレンの誘拐に作戦を切り替えた。

エレンが砲弾を防ぐために巨人化した際、なぜミカサとアルミンは爆風で吹き飛ばなかったの?

エレンの目的が「砲弾を防ぐ&ミカサとアルミンを守る」だったから。上半身だけの巨人体を作り、ミカサとアルミンが肋骨の中に収まるように無意識に調整した、という感じ。

トロスト区奪還作戦(大岩) 【3~4巻】

なぜ大きな岩が街中にあるのか。

城壁都市は川に沿って作られている。周辺が侵食されて地中に埋もれていた岩が露出した、あるいは長い年月を掛けて大地が侵食され地形が変化し出来た傾斜に沿って少しずつ移動してきたなど色々考えようはある。そしてその場所に街が作られただけ、と考えることも出来なくはない。

なぜエレン巨人は暴走した挙げ句、動かなくなってしまったのか?

①練度の問題 ②その日3度目の巨人化なので疲労で上手く力を使えない ③壁の外に行きたいエレンにとって壁の穴を塞ぐのは本来の望みとは逆だから、などが考えられる。

「オレがこの世に生まれたからだ」ってどういう意味?

そもそもどんなことであれ原因・理由を辿れば最後は「自分が生まれたから」ということになる。何でもかんでも理由を求めたり、因果関係を追求しようとすることに対するアンチテーゼなのかもしれない。

なぜミカサの傷(エレン巨人に殴られたときの傷)は消えないのか?

傷自体は治っているが、傷跡が消えないほど深くえぐれたのだろう。意味深に見えなくもないが、別におかしなことでもない。タイムトラベル的演出がある場合、便利な目印というか伏線を張っていた証拠に使えるからそういう狙いがあるのかもしれない。

なぜ兵士に反応せずにエレン巨人に群がるのか?

不明。無垢の巨人は知性巨人を食うと人間の姿に戻れるから?※とはいえ、それでも結局巨人であることに変わりはない。

第57回壁外調査~VS 女型の巨人 【4巻~8巻】

巨人化するためには自傷行為だけでは不十分?必要なのは目的意識?

不明。傷だけではない、ということは確かな模様。

なぜ女型の巨人は泣いていたの?

エレンの誘拐に失敗&多くの兵士を殺したので罪の意識があったから、と考えられる。アニはマーレに忠誠を誓っている訳ではなく、任務にも乗り気ではない。生きて父の待つ故郷に帰るために仕方なくやっていた。

なぜアニは地下道に入らなかった?

地下道に入ってしまうと巨人状態にしろ人間状態にしろ、捕獲される可能性が高くなるから。地上にいればエレンの誘拐に失敗しても、壁の外へ逃げる道を選択できる。

ニック司祭が壁の巨人に日光を当てるなと言ったのはなぜ?

壁の巨人は日光をエネルギー源として活動するから?植物みたいなもの?

ウォール・ローゼ陥落~ウトガルド城 【9~10巻】

なぜ獣の巨人はしゃべったり巨人に命令できるの?

喋れる→骨格によるもの?命令できる→ジークが王家の血筋だから。尚、巨人が命令に背く描写もあるので完全にコントロールできる訳ではなさそう。

ニック司祭はなぜ壁の秘密を話さないの?

秘密を話すと壁の王と繋がっている中央憲兵団に殺されるから。結局、調査兵団に一部情報を漏らしたことがバレてしまい、拷問の末殺されてしまった。

ウトガルド城。なぜこんなところに城があるの?

不明。ベテラン兵士もその存在を知らなかった。100年以上前からパラディ島がエルディア帝国の領土だったことを示唆している?

ゲルガーが飲もうとした酒が空だった理由は?

おそらくライナーの怪我の消毒に使われたものと一緒。

ニシンの缶詰は誰が置いていったもの?

おそらくジークやピークちゃん達

なぜユミルは「ニシン」が読めたの?ライナーも読めたの?

ユミルとライナーは壁外(マーレ)の人間なので読める。ライナーはユミルが壁の外から来た人間であることに気づいた。

またライナーは「俺には読めない」と誤魔化したが、その前に明らかに驚いている。本当に読めず、かつ自分に疾しいことがないのであれば、ユミルになぜ読めるのか聞くはず。

ユミルは「ライナーはユミルが読めるはずのない文字を読めるのはおかしいと気づいた」と思っている。なのでユミルはライナーも壁外の人間だと気づいた。

なぜユミルは巨人の力を隠していたのか?

ユミルはマーレ時代、“みんなのために生きた”ことを後悔している。だからマルセルから顎の巨人の力を奪った後の人生は“自分のために生きた”ということ。

かつての自分と似た境遇のヒストリアに目をつけて兵団に入ったのは、あくまでも好きでやっていることである。もしエレンのように巨人の力を持っていることを明かせば、兵団に全てを捧げた挙げ句に兵器として道具のように扱われるはずで、それは勘弁ということなのかもしれない。

ユミルの目的は何?

ヒストリアを守りたい、そして胸を張って生きて欲しい。

ユミルの想いはヒストリアに伝わっており、「自分なんかいらないなんて言って 泣いている人がいたら… そんなことないよって伝えに行きたい それが誰だって!どこにいたって!私が必ず助けに行く!!」(16巻66話)に繋がったのだと考えられる。

VS 鎧&超大型~エレン奪還作戦 【10~12巻】

なぜライナーとベルトルトはこのタイミングでエレン誘拐に踏み切ったのか?

既にエレンが始祖 or 進撃保有者であることが確定(まさかの両方)なので出来るだけ早く動きたかったという前提がある。

そして調査兵団の監視が厳しくなってきている中で、仲間を食ったユミルまで現れたのでまとめて誘拐できるし、もうここしかない!と判断したのだと思われる。ライナーの精神分裂もあるのでベルトルトとしては気が気でなかっただろう。

エレンの訓練兵時代の回想に出てきたミカサとアニの対決の結末は?

途中でシャーディス教官が来て勝敗はつかなかった。(別冊マガジン2014年2月号。作者の一問一答コーナー)

なぜライナー達はエレンを食ってしまわないのか?

おそらく任務の内容が「始祖を生きたまま持ち帰ること」だから。仮にライナーが食ってしまうと知性巨人全体の数が減るのでマーレは嬉しくない。罰則として家族の身に危険が及ぶ可能性もあるのでライナーたちは迂闊に反抗できない。いずれにせよ、リスクがあるので、できれば生きたまま連れて帰りたい。

マフラーのくだりの前、ミカサが何かに気づいたように見える。視線の先には何がある?

不明。

ミカサに言葉をかけられているとき、エレンが何かに気づいたように突然起き上がる。何が起きた?

不明。

2発目の座標発動時、エレンはミカサをおぶっている。ミカサは王家の血を引いている?

不明。始祖の力の仕組みは謎が多いので何とも言えない。

ユミルはエレンが「座標」を使ったのを見て壁内に希望があると感じたにも関わらず、なぜライナー達と共に「故郷」へ帰ったのか?

ライナー達は戦果がなければ生きて故郷へ帰れない。またすぐにエレンを狙って攻めてくるので大量の犠牲が出ることは確実。

ライナーの仲間から奪った巨人のこともあるので、ライナー達と調査兵団を両方救うには自分が犠牲になるのが良いと判断し、納得している。←「女神様も悪い気分じゃない」

ユミルはヒストリアのそばにいて守りたいと思っているが、それが必ずしもヒストリアにとって良いとは限らないと気づいた、と考えられる。

王政編 13~18巻

エルヴィンはなぜ笑った?

「壁の外にも人類はいる」という父の仮説が当たっている可能性が高くなったから。どうやら巨人の正体は人間らしいと判明した際、リヴァイは自分が実質人殺しをしていたことに衝撃を受けたが、エルヴィンはそれよりも仮説のことで頭がいっぱいになり思わず笑みがこぼれた。

なぜエレンは硬質化の実験中に父グリシャのことを思い出したのか?

おそらくエピソード記憶的なもの。

エレンが硬質化の力を手に入れたのはレイス家礼拝堂地下(巨人の硬化能力で出来た洞窟)での出来事がきっかけであり、そこは父がフリーダから始祖を奪った(エレンが促して奪わせた)場所だから、と考えられる。また未来の記憶との繋がりも示唆している。

エレンがロッドとヒストリアに触れられて見た記憶。前半はグリシャ目線だが後半は第三者目線になっている。これは未来の大人エレン視点の記憶では?

不明。121話でエレンが「まだ親父がオレに食われるところを見てないぞ」と言っていたので、後々そのような展開を描く予定があったのかもしれない。

リヴァイはいつ自分がアッカーマンだと確信した?

レイス家礼拝堂に向かう道中、ミカサと話しているとき。自分と母の境遇や、一緒に暮らしていたケニーの姓がアッカーマンであること、そして「力に目覚める感覚」を総合して考えると、リヴァイは自分もアッカーマンだと確信したはず。(16巻63話)

壁の中には巨人がいた。巨人は無から作られたのか、元となる人がいるのか?

不明。最終話で巨人の力は消滅したが、壁巨人の中の人がどうなったのか描かれなかった。

ロッドがケニーに言った「お前は自由だ」とは、どういう意味?

この先の生き方を好きに選択出来ますよ、という意味合い。しかしケニーはその代償が「自分の野望を諦めること」なのであれば、それは生きているとは言えないと考えている。

ロッド・レイスが巨人になる訳にはいかない理由

ロッドの使命は「神(巨人)に祈りを捧げること」なので、当然自分は巨人になる訳にはいかない。これをヒストリアは「都合の良い逃げ道」と言った。

ロッドは若い頃は戦う意欲があり、巨人を倒そうと父に訴えたが拒絶された。何度訴えても父は理由を話さない。世界の真相を知っているやつが目の前にいるのに、自分は知ることが許されないというのは相当なストレスだと思う。

そして弟ウーリの巨人継承が決定打となり、心が折れて「祈りの道」へ逃げ込んだと考えられる。自分は巨人になりたくないのでちょうど良い。

なぜロッド・レイスはヨロイブラウンなどの巨人化薬を持っているの?

おそらく巨人大戦後に145代目カール・フリッツが壁内に持ち込み、レイス家が巨人化薬を作る技術を受け継いだと思われるが、描写がないので不明。

なぜヨロイブラウンの瓶が都合良くエレンの足元に転がってきた?

不明。ロッドのバッグに複数のヨロイブラウンが入っていたのだと思われる。硬質化は多くの知性巨人が身につけているお手頃なオプションのようなので複数入っていたとしても不思議ではない。

つまり偶然ではあるものの、そこそこ確率の高い偶然だったのかもしれない。とはいえ、何かトリックがありそうで想像が膨らむ描写ではある。

また後のライナーのセリフから、硬質化は訓練次第で身につけられると推測できる。エレンが硬質化を使えるようになったのはプラシーボ効果だったのではないだろうか。

ヒストリアはどうしてリヴァイを殴ったの?

王政編はアニメと原作で中身が違いアニメだと不自然に見える。原作(14巻56話「役者」エレンとヒストリアが拐われる前)では、リヴァイがヒストリアを締め上げて半ば無理やり女王になることを決断させた。それを見ていたリーヴス会長が「女王になったら殴ってやれ」と言い、実際にやった。

グリシャは記憶喪失だった?

おそらく嘘。巨人化前後の記憶は無いかもしれないが、それ以外は正常。壁の外から来た人間であることがバレると厄介なので、記憶喪失と偽っていたのだと思われる。

なぜグリシャはあんな怖い顔で「関わらないでくれ」と言ってシャーディスを突き放した?

巻き込みたくないにしてもかなり意味深な表情。エレンの記憶の影響かもしれないし、グリシャだって元々そういう狂気を持っている人間でしょ?という話なのかもしれない。

なぜ獣の巨人と鎧の巨人が戦っていたの?

ライナーやジーク達の目的はエレンから「始祖の巨人の力」を奪って故郷に帰ること。しかしライナーとベルトルトは同時に捕まったアニを助けたかったので、どうするかを戦って決めていた。結果ライナーが負けたので却下された。

ウォール・マリア奪還作戦 17~21巻

なぜエレンはシガンシナ区へ向かう道中の森で震えたのか?

単純にこの頃のエレンはグリシャの件もあり精神的に不安定だった?あるいは故郷を奪われ母を失った場所に近づいたことによるトラウマ反応?

エレンは「オレはずっと鳥籠の中で暮らしていたんだって気付いたんだ」と言うが、なぜここでわざわざ鳥籠が出てくる?

作中に具体的な回答はない。始祖ユミルや娘たちの境遇に由来 or 鳥だった頃の記憶がある、などが考えられる。

ライナーが隠れていてた壁の中の空間が物凄く綺麗に四角い。やりすぎなくらい美しい立方空間。何のためにある?

不明。ライナーが加工した可能性も0ではないが、そこまでやる必要性を感じない。元からあった空間なのかもしれない。

獣の巨人の周囲に発生した大量の巨人の元の人間はどこから連れてきた?

不明。51話のハンジの話によるとラガコ村の住人はコニー母を除いて全て調査兵団が殺してしまった模様。なので別な町の住人やマーレ人を連れてきて巨人化させた可能性が高い。

硬質化は「ヨロイブラウン」のような薬を飲まないと身につかないの?

ライナーは「2ヶ月で硬質化を身につけてきたやつ(エレン)を…」と言っているので、本来は知性巨人なら誰でも訓練すれば習得出来るのかもしれない。

アルミンの夢(記憶?)に出てくる超大型巨人の顔が左半分骨。右目から涙を流す。何を意味する?

不明。右半分がベルトルト、左半分がアルミンのようなイメージ?

世界の真相(グリシャの手記) 【21~22巻】

グリシャはエレンが一番大事なものに気づいたら地下室を見せてやると言った。

探究心、およびそれに付随する諦めない気持ちなど?グリシャはエレンが自分で生き方を選択する時を待っていたのかもしれない。

なぜグリシャはエレンに鍵を持たせたの?

エレンが託された鍵は扉のではなく机の引き出しのものだった。ただしこれも壊してしまえば済む話。鍵はあくまでも「地下室や巨人の力のことなどを思い出すきっかけ」として必要だったということ。

大地の悪魔の正体は?

不明。伝承でいうところの大地の悪魔の正体はおそらくエレン。123話ラストのエレン巨人の顔が歴史書のものに似ている。

契約は122話の終盤、あすなろ抱きで「終わりだ」から始まるエレンが始祖ユミルを口説き落とした一連のやり取り。巨人の力を与えたのもエレン、終わらせるのもエレン。

巨人大戦とは?

740~745年頃のエルディア帝国を滅亡に導いた内紛。86話のダイナのセリフ、99-100話のヴィリー・タイバーの演説でその内容が語られている。

この戦争をきっかけに大陸は再びマーレが支配するようになりエルディア人の迫害、パラディ島壁内の歴史が始まった。

145代目カール・フリッツの始祖継承問題、へーロスの存在の真偽、タイバー家の思惑など多くの謎が残っている。

非マーレ派エルディア人とは?

グリシャの父は大陸に取り残されたエルディア人のことを「非マーレ派エルディア人」と言っている。パラディ島にいるのはそれ以外のエルディア人ということになるのでマーレ派?

マーレ政府が管理する7つの知性巨人の内訳は?

86話の時代(グリシャがまだマーレに居て、ジークが5~7歳頃)、戦鎚をタイバー家管理とすると、7つの巨人は「獣、鎧、超大型、女型、顎、車力、進撃」であり、「進撃」は戦士募集から楽園送りの間にエルディア復権派の手に渡ったことになる。

しかし、これだとフクロウが13年前に進撃を継承したという話と計算が合わない。なので戦鎚込みで話しているか、マーレ政府が随分前に進撃を失っていることを庶民に隠しているのかどちらかと考えられる。

「始祖の巨人」は元々エルディア帝国のものだったはず。なぜマーレが「奪還」するのか?

大陸に戻すという意味で奪還? or 元々マーレのものだったというジャイアン的発想? or マーレ軍幹部にエルディア復権派がいる?

なぜクルーガーはダイナが王家であることを隠したのか?家畜のように子供を産まされ続ける人生 or 無垢の巨人。この2択で無垢を選んだのはなぜ?

始祖ユミルや特にその娘たちの境遇が前者の家畜のように子供を産まされ続ける人生であったことが想像される。クルーガーは無意識にそれを避けようとしたのかもしれない。

「道」とは?

「ユミルの民」とは、目に見えない道で繋がっている。時には記憶や誰かの意思も同じようにして道を通ってくる

クルーガーやそれより前の代はどのように進撃の巨人を継承してきたのか?

不明。マーレ軍に潜入して巨人化薬を調達し、エレンのように森の中などで継承した?あるいは協力してくれる国(ヒィズルなど)へ避難していた?

「不戦の契り」とは?

不明。要は「戦わないという思想」によって自滅の道を歩むしかなくなるよ、という話なのだと思われる。145代目のフリッツ王が始めた、始祖の巨人の力に制限をかける契約のようなもの。子孫であるレイス家の一族はこの思想に囚われる。

なぜグリシャはもっと早くエレンに地下室の手記のことを話さなかった?

中央憲兵にバレると自分だけでなく家族に危険が及ぶ可能性があるから。エルヴィンの父がそうだった。おそらくグリシャはエレンに巨人を継承することを躊躇しており、エレンがその気になるまでは余計なことを話すつもりはなかったと思われる。

マーレ編 【23~26巻】

いつの話?

854年。エレン達が海を見たときから3年後、ウォール・マリア最終奪還作戦からは4年後。

何の話?

ライナー達の故郷マーレ国が、中東連合と戦争している。

なぜ戦争しているの?

マーレは巨人の力で他国を蹂躙しているので色々な国から憎まれている。そんな中、始祖奪還作戦(22巻までの壁内での戦い。ライナー達がエレンを誘拐しようとした)の失敗により、超大型巨人と女型の巨人を失って弱体化したと見られ、戦争を仕掛けられた。

巨人化学の副産物であるアッカーマン一族…

具体的にどうやって生まれたのか、なぜあんなに強いのかなどは謎

ゾフィアが語る謎の小話「近所のおじさんが言ってたんだけど 海の水がしょっぱいのは おじさんが海におしっこしたからなんだ」

意味不明…

なぜ始祖奪還作戦は4人の子供に託されたのか?

①マーレ軍の上層部が無能で巨人の力に溺れていたから説

②カルヴィ元帥らマーレ軍上層部がエルディア復権派であり、作戦を失敗させマーレ軍の力を弱めようとしていた説

なぜマーレ軍は始祖奪還作戦に獣と車力を派遣せず手元に残したのか?作戦成功確率を上げるならむしろ獣と車力は必須であるはず

マーレ上層部にエルディア復権派がおり、作戦を失敗させようとした?単なる無能?

軍は12歳のマルセルの印象操作をまともに受け止めるだろうか?

マーレ軍にしてみればポルコはマルセルの裏切りを防ぐ人質にもなるし、さらに顎の後継者として適任である。

グリシャの父は結局何を後悔しているの?

「全ては私が(悪い)」と言っているが、「グリシャの気持ちを認めてあげれば良かった」と後悔しているようには見えない。あくまでも「壁の外に出ようとする気を起こさせない教育に失敗した」という方向性であるように見える。

しかしクルーガーが言うように、必ずしもそれが間違っている訳ではない。

へーロスは実在した?

不明。タイバー家の作り話の可能性もある。最終決戦が巨人大戦の対比なら、Helos(へーロス) → Heroes(ヒーローズ) → アルミンたちのこと?

ギリシア神話だと神と人間のハーフ(ミックス)はへーロス(英雄)と呼ばれている。進撃だとアッカーマンがそれに近い。実際、最終盤でミカサがエレンを斬ったことで戦いが終わった。

馬車の中でのヴィリーのセリフ「その大半はエルディア人だ!!悪魔の末裔なんだろ!?」

エレンたちの襲撃に乗じてマーレ軍幹部を殲滅しようという話の流れで出てきたセリフである。つまりマーレ軍幹部の大半はエルディア人であるということになる。具体的な回収はないが「カルヴィ元帥はエルディア復権派説」を後押しする描写として十分な説得力を持っている。

エレンのセリフ「何も知らねぇ子供が“4人”…」 どうやってエレンは始祖奪還作戦のメンバーが“4人”だと知ったのか?

巨大樹の森でエレンはユミルとベルトルトの会話を聞いており、ユミルがマルセルを食ったことを知っている。

だから始祖奪還作戦のメンバーが少なくとも4人以上だったことも当然知っている。エレンはこのことをハンジに報告しているのでパラディ島の兵団も把握しているはず。

なぜカルヴィ元帥は逃げないのか?

死を悟って開き直った?実はエルディア復権派であり「エレン、後は任せたぞ」的な態度?

「今だ ミカサ」どうやってエレンはミカサが戦鎚の巨人の背後にいて準備万端だと認識していたのか?

手紙によって調査兵団がこの日この時間に作戦行動を取ることは予測・把握は出来るかも知れない。しかしエレンにとってミカサが戦鎚の背後に居て機会を伺っていることを把握するのはとても難しいことのように思える。まるでテレパシー。地中から生えた槍のようなもので突き上げられた時に戦場を俯瞰して確認していた?

顎が飛びつくより前にエレンは気づいているように描かれている。

まるでこれから起きることがわかっているかのように見える

車力の銃撃を交わす時、リヴァイとミカサは発射前に気づいているように描かれている。

まるでこれから起きることがわかっているかのように見える

戦鎚を食った直後、目を見開くエレン。どんな記憶を見たのか?

不明

ライナーが巨人になるのを待った?

不明。顎を生かしておけばジークの脊髄液を摂取したファルコが生き延びることになるから?

エレンのセリフ「ライナーは… …今は 殺せやしないだろう」

不明。エレンがライナーを殺せない?ライナーがエレンを殺せない?どっち?

ミカサのセリフ「じゃあ 帰ろう 私達の家に」

ミカサの夢に登場するエレンと2人で暮らす家のことを指している?現実では2人で暮らしている描写はない。

調査兵団の飛行船が撤退するときにシンガリを務めたロボフ師団長はオルブド区でロッド巨人と戦ったときの駐屯兵団の男?

違う。オルブド区の兵士はカルステン。アニメ版エンディングのクレジットを見るとわかる

エレンはなぜ笑った?

不明。ハンネスのときと同じパターン?顔は全然笑ってないが、コニーが笑ったと感じるぐらいには笑っているらしい。

パラディ島内紛編 【26~30巻】

イェレナの目的は何?

ジークの「エルディア人安楽死計画」を実現させること。イェレナはそのために行動している。

ミカサが王家の血を引く可能性はある?

ヒィズル国の将軍家はフリッツ王家と懇意にしておりパラディ島に逗留しており、その後取り残されたという話を考えると十分あり得る。

しかし、エレンとミカサは割と頻繁に接触しているはずなのに記憶の蓋が開かなかったのはなぜかを説明するのが難しい。エレンが新しい記憶を見ている時にミカサと触れているシーンはあるが毎回ではない。

ライナーがガビとファルコの声を聞いたのは夢?記憶?

ユミルの民同士の記憶の繋がりは知性巨人でなくとも起きるらしい。であれば何が原因でそのようなことが起きるのか?ライナーの最後の記憶は「ライナアアアアアアア」なのでそっちを思い出しているだけ、という可能性が高い。

ガビがブラウス厩舎でサシャ父の話し方を聞いて南方マーレの訛りに似ていると感じたのは何か意味があるの?

サシャの先祖が南方マーレ出身であることの伏線、と思わせておいて基本的にはガビがパラディ島のエルディア人も悪魔などではなく同じ民族なのだと理解していくための布石という扱いだと思われる。

なぜイェレナは義勇兵ではなくマーレ兵捕虜にワインをばら撒かせたのか?

義勇兵は兵団に信用されていないから。レストランなら油断させられる。またパラディ島民に愛着を持ちつつあり調査兵団と仲の良い義勇兵よりもエルディア人を悪魔だと思っているマーレ人のほうが抵抗なく実行してくれるはず。イェレナとしても指示しやすい。反対されて軋轢を生む可能性が低い。

エレンはなぜ黙秘し続けるのか?

仲間を巻き込みたくない?不確定要素を減らして成功確率を上げるため?

ザックレーの死因は自慢の芸術品「特注の椅子」に仕掛けられたが爆弾が爆発したこと?

爆風でザックレーが吹っ飛んだ方向はド正面。さらに下半身がなくなっているところを見ると爆発したのは「特注の椅子」ではなく、ミカサ&アルミンと面談したときに座っていた椅子かもしれない。

エレンが語るアッカーマンの特性(エレン曰くジークに教えてもらった)。

ジークは頭痛と宿主を否定している。とはいえこの話がエレンの思いつきだったとしても、全てが完全に嘘だと断言できるわけではない。結局、ほとんど全てが謎のまま。

エレンに殴りかかろうとしたアルミンをミカサは咄嗟に組み伏せた。

エレンの言う通り、宿主を守るアッカーマンの習性? or 喧嘩したら絶対負けるであろうアルミンを守った? or カヤからガビを守ったように、ただ単に危険な目に遭いそうな人を見て体が勝手に動いた?

クソ野郎に屈したは奴隷とは?

エレンの様子を見るに「奴隷」であることは図星だった模様。しかしクソ野郎が誰なのか何なのか不明。ジーク?自分自身?進撃の巨人?巨人の力?

木の上をチラ見するジーク。リヴァイ達の話が聞こえている?

ワインを飲んだ人間はジークと「道」で繋がってしまい会話の内容が筒抜け?のように見えなくもない。

「道」は関係なかったとしても、エレンやフロック達の脱走が計画通りなのであれば、兵団が騒ぎ出したことが何を意味するかはジークには自ずとわかるはず。

なぜリヴァイはジークに雷槍を刺して運ぼうとしたのか?危険だし過剰では?

イェーガー派や兵団、マーレの巨人、エレン巨人など様々な敵に襲われる可能性があるから、と考えられる。ジークを奪われないようにするにはリスクを承知でこうするしかなかったのかもしれない。

なぜクサヴァーは「不戦の契り」を破る具体的な方法(「王家の血を引く巨人」と「始祖の巨人の保有者」の接触)を知ることが出来たのか?

不明。クサヴァーはクルーガー(進撃の巨人の未来の記憶)やダイナ(王家の血)と接触があった?つまりエルディア復権派と繋がりがあった?

なぜジークもエレンもマーレでの密会時に接触しようとしなかった?

彼らの計画は、レベリオ襲撃によってマーレ軍幹部を殲滅してパラディ島侵攻を遅らせ、さらに世界連合艦隊の集結まで1ヶ月待ち、そこを「地鳴らし」で叩くというもの(132話で判明)。だから密会時点ではまだ接触する訳にはいかなかった。

ジークの安楽死計画の実現にはエレンの協力が必須であり、エレンに信用してもらうにはパラディ島を支援する姿勢を見せなければならない。エレンもパラディ島や仲間たちの状況が不明なまま急いで壁の巨人を動かすメリットはない。

また、エレンにしろジークにしろ、2人が接触することで確実に始祖の力を使えるかどうかはわからない上、互いに信用し切れない部分もあった。できれば安心と信頼を築いてから接触したかったはず。結局博打になったが。

エレンは背後にいる顎の巨人の位置がわかっているように見えるけど、何かの能力?

不明。ライナーの視野を使っている?ペチンのときに繋がった?ヨロイブラウン液のせい?

フリーダは進撃の巨人の特性を知らなかったらしい。世界の記憶を保有するはずの始祖の継承者がなぜそんな重要なことを知らなかった?

不明。

見た記憶が未来のものかどうかは本人しかわからないから。or グリシャの言い方からすると「不戦の契り」の影響?

なぜフリーダはグリシャにあっさり食われた?

始祖を奪いに来る者が現れたら受け入れるのはカールの宣言通り。巨人化して戦ったのはあくまでも家族を逃がすための時間稼ぎ。グリシャを殺すためではない

礼拝堂地下でのやり取りの前半、フリーダはグリシャの「エルディアのために戦って巨人を殺してくれ」という要望を退けるために色々しゃべっている。だがグリシャが力を使えないと知った上でそれでも始祖を奪おうとするのであればフリーダは受け入れるしかない

なぜエレンは壁が壊される日やカルラの安否がわかる記憶をグリシャに見せなかったのか?

エレンがグリシャに記憶を見せている訳ではなく、あくまでもグリシャが見ているのは「エレン視点のグリシャの記憶」である。エレンとジークはグリシャの記憶を見ているので、グリシャが見ていないものはエレンとジークも見ない。

レイス家惨殺&始祖奪還後も尚、グリシャは任務続行に躊躇いがあった模様。なのになぜグリシャはエレンに巨人を継承した?

記憶の他にも、グリシャの寿命問題やエレンが生き延びるには巨人の力が必要だから、など差し迫った状況からやむを得ずという線も考えられる。

エレンのセリフ「まだ親父がオレに食われる所を見てないぞ」

記憶ツアーが再び行われる?※15巻62話で子供エレンがグリシャを食い終わった後のシーンは大人エレン視点(第三者視点)っぽく描かれている。

エレンがグリシャをけしかけてフリーダから始祖を奪ったのはタイムパラドックスでは?

進撃の世界では過去も未来も干渉込みで同時に存在する。なので「グリシャに影響を与えるエレン(未来)」と「エレンに影響を受けるグリシャ(過去)」は同時に存在する。それは最初から決まっており変わらない。

フリーダ殺しを躊躇いナイフを落としたグリシャを見たジークは「過去が変わるはずがない」と言って驚いているが、おっしゃる通りで過去は変わっていない。その部分を知らなかっただけ。

あるいは、このとき"初めて"過去が決定されたとも言える。

フリッツ王が少女に言った「お前は自由だ」って自由ではないのでは?

奴隷状態から開放されたので間違いなく自由である。ただし命の保障はどこにもない。

始祖ユミルがジークの命令を無視している(ように見える)ということは、本当は始祖の力を使うには王家の血筋など関係ない?

不明。エレンが共感を示したことで始祖ユミルの気が変わった?

最終章(地鳴らし) 【30~34巻】

なぜエレンは誰にも相談しなかった?

エレンは最初から「地鳴らし」をしようと思っていたわけではない。しかしパラディ島の兵団は壁外世界を知った段階で「地鳴らし」で防衛しようとしていた。エレンが余計なことを言うとヒストリアを巨人にしようという話になるのでエレンは黙っていた。

エレンの最終的な目的は「地鳴らし」「仲間やパラディ島を救う」「巨人の力の消滅(始祖ユミルの解放)」を一挙に成し遂げる(実行する)こと。特定の集団だけが得をするものではない。よって誰かに相談することが最善策とは限らない。

北欧神話に登場するオーディンの妻フリッグは優れた予言能力を持っているが決して口にすることはない。

エレンの真意がはっきりと明かされないほうが面白い、というのもあるはず。最終話でもかなり濁している。

なぜエレンはピクシスら兵団の無垢の巨人を放置した?

①始祖の巨人の力で無垢の巨人を人間に戻すことなど不可能?これは巨人全体に言えるがそもそも呪い的な側面があるのでそんなに都合の良いものではないと考えるべきかもしれない

②これらの無垢の巨人はジークの脊髄液によって発生したものでエレンの管轄外だった?

③パラディ島兵団幹部はヒストリアを犠牲にしようとしていたのでエレンからすれば敵であり駆逐対象だった?

「道」に行くとケガが治る?アニの父はエレンの放送を聞く直前まで杖をついていた模様。しかし放送後は杖が消えている。

後の登場シーンでは普通に歩いているが、実は無理して歩いていただけ。杖なしでも歩けないことはないが、ないと辛いという絶妙な具合らしい。(138話で判明)

アルミンのセリフ「こじんまりした今後の人類史に大きく影響するだろうから!」どういう意味?

「地鳴らし」によって大きく人口が減ってしまうことを言っているのだと思われる。

「地鳴らし」の壁巨人は夜でも動けるの?

月が出ているのが確認出来る(126話p10)。王家由来など優秀な巨人は月光でも活動できるらしい。

127話冒頭のジャンの夢は何?ミカサ(右頬に傷がある)と結婚しセントラルの一等地で暮らしている

不明。最終巻の加筆の内容を示唆している?

ライナーが考えるエレンの「お前と同じだ」の意味とは?

「オレが望んだこと」として引き受ける態度。自分で自分の背中を押して地獄を突き進む男。作中のイベントとしては壁破壊やレベリオ襲撃、「地鳴らし」など、迷い、躊躇いがあろうとも最終的には自分の都合のために相手を殺す選択をするという形で描かれている。

「どこからが始まりだろう あそこか? いや… どこでもいい」の意味は?ミカサの「いってらっしゃい」・豚(視点は始祖ユミル?エレン?)・グリシャの「お前は自由だ」

過去と未来が干渉込みで同時に存在する世界では、始まりは「無い」ということになる。それを表現しているのだと思われる。

連合艦隊の上空を飛ぶ鳥はエレン?

回想前に鳥、回想終わりも鳥。アルミンたちが乗る船と連合艦隊では場所も離れているし時系列も繋がらない。つまり別な鳥が回想前後にくっついて描写されている。エレンは複数の鳥を操っていてそれらは繋がっている?

大量の飛んでいる黒い鳥は何?

地鳴らし巨人を導き誘導しているのかもしれない。

エレンは何にガッカリしたのか?

壁の外に広がる未知の世界を冒険することを夢見ていたのに、そこには自分たちと変わらない人間がいて、しかも自分たちを悪魔と憎んでいたから。あとは読者の代弁。

ラムジーには始祖ユミルが見えていた?

見えていない。“始祖ユミルが”ラムジーを見ていた。コマ割がややわかりにくいのは否めない。ラムジーに始祖ユミルが見えるのであれば、彼はユミルの民でなければならず、エレンの放送が聞こえていた描写が挿し込まれていたはず。

始祖ユミルがラムジーが踏み潰される様子を眺めているかのような描写。

始祖ユミルが現実世界に降りてきた?

アルミンとアニの元に飛んできた鳥は何?

ラスト1つ前のページでアルミンは鳥を見ている。そしてラストでは視線の方向は変わらず目つきだけが変わりエレンを見ているような描写。エレンと鳥が繋がっている?

始祖ユミルはなぜ9つの巨人でアルミン達を妨害してきた?

不明。結果的にミカサがエレンに止めを刺すには必要な流れだったとは言える。

左目から涙を流すベルトルトは何を表現している?

不明。オカピ巨人にアルミンを食わせたのが始祖ユミルなのであれば、ジークとアルミンを引き合わせることで自分の未練に気づいて欲しかった?「誰か僕らを見つけてくれ」に掛かっているとも言える。

道は精神世界?

アルミンの実感が正しければ、道はあの世でも精神世界でもない。進撃の巨人の世界においては現実である。

ミカサの夢(妄想?)の終盤に鳥が飛んでいるのは何を表現している?

①現実世界(下界)ではエレン巨人VSアルミン巨人の上空をファルコ巨人が飛び、ミカサはそこからエレンの元へ向かうので、それに重ねている。

②鳥になったエレンが見てる。

③エレンの望み「ミカサがマフラーを捨ててエレンを忘れ、自由になる」ことの暗喩。

なぜミカサは「エレンは口の中いる」ことがわかったのか?

不明。おそらくエレンと道を通じて繋がったから(136話で道に居るアルミンはみんなの様子がわかっていた)。

エレンは首を切られたが死んでしまったのか?

過去の例を考えると、首だけでもまだギリギリ生きている可能性がある。「巨人の道」は消えたが、「鳥の道」として残っているのかもしれない。

世界線(俗的な)、パラレルワールド(俗的な)、ループ(やり直し)、if世界云々、別ルート云々

おそらくこれらの概念は「進撃の巨人」に存在しないと考えられる。それらしい描写が登場しない。

物理学的な世界線やパラレル(並行世界)が作中に盛り込まれているかどうかは不明。←妄想っぽい描写などはそうかも。

進撃のSF設定的な部分の解釈は、アメコミ「ウォッチメン」のDr.マンハッタンの能力、小説「あなたの人生の物語(映画「Arrival(メッセージ)」)、映画「インターステラー」、マンガ「手天童子(永井豪とダイナミックプロ)」辺りが参考になるかもしれない。

エレンのセリフ「始祖の力がもたらす影響には過去も未来も無い…同時に存在する」とは?

始祖の力は因果の循環を生み出してしまうということ。たとえば「850年にエレンがダイナ巨人と接触して始祖の力を使ったこと(未来)」によって「845年のダイナ巨人のベルトルスルー(過去)」が起きてしまったということ。この2つはセットじゃないといけない(自ずと間に起きる出来事も決まる)。エレンからすれば未来が原因で結果が過去のようになっているが、互いが原因であり結果である。

尚、この事例だけで「エレンが自分の思い通りになるように過去未来全て巨人を操っていた」と見なすことは出来ない。

エレンは様々な場面に介入していた?出来るならもっと良い結末があったのでは?

始祖の力がもたらす影響によって結果的に起きてしまったことはあるはず。しかしそれはエレンが神の視点から介入ポイントで選んで自分の都合の良い結末に導くためにやっている訳ではない。そもそもそのような描写は一切登場しない。介入説が出ているのは「エレンがダイナ巨人を操った」ということを納得するために勝手に作り上げられた「始祖の巨人の能力」が原因になっていると思われる。

エレンが何を考えているかわからない…?

誰にも理解されない生まれつきの変態的な欲望を持つエレンに作者が寄り添った結果こうなったと考えられる。

「地鳴らし」の壁の巨人の中の人はどこいった?見当たらないけど…

中の人は最初からいない可能性が高い。なぜなら三重の壁(過去)は「地鳴らし(未来)」のために始祖の力によって生まれたと考えられるから。135話に登場した歴代の知性巨人と同じようなもの。

エレンは鳥になったのか?

鳥や空を飛ぶことは自由の象徴として描かれているので、エレンは鳥になったのかもしれない。130話のファルコの記憶の断片(鳥視点)や131話&139話でアルミンと絡んだ鳥の描かれ方から見ると可能性は高い。

エレン自身が鳥になったと言うよりも、複数の鳥を操っているような感じかもしれない。122話で始祖ユミルが初めて巨人化した際、無数の鳥が飛んでいく描写がある。ここで鳥の視野を手に入れていた可能性もある。

壁の中の地鳴らし巨人はどうなった?

消えてしまった模様。「中の人」がいない特殊仕様?104期ユミルのことを考えると巨人化解除と共に寿命が来ることは考えにくい。

「地鳴らし(未来)」のために作られたのが「三重の壁(過去)」という関係なのであれば、壁の巨人は始祖ユミルが地鳴らしのためだけに作ったものだから、人が巨人になった訳ではない、と考えることもできなくはない。

イェレナはどうなった?

キヨミが生存していたのでイェレナもパラディ島に辿り着いているはず。散々島を掻き乱したので牢獄に入れられているのかもしれない。

ミカサはどうやってパラディ島へ帰ったのか?

長旅。再登場まで3年あるので、じっくり帰ったと思われる。見た目ではエルディア人だとはわからないので途中で誰かに会っても問題ない。

飛行艇で来た道を逆行してオディハ(or 近くの港街)まで歩き、船を拝借して1人で漕いで帰ったのでは。

始祖ユミルが王を庇わない選択をして過去が変わった?

変わっていない。変わったらミカサやアルミンは存在しないことになってしまう。始祖ユミルはユミルの民1人1人の中におり、彼女が悪夢から解放され別な夢を見始めたので巨人の力が消えた、という描写であるとすれば過去が変わったかどうか考えなくて済む。

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