トロスト区攻防戦にて、なぜアルミンは巨人に食われなかったのか?
1巻4話「初陣」では主人公・エレンが幼馴染の親友・アルミンが巨人に食われそうなところを間一髪で助けたものの、逆に自分が巨人に食われてしまうという衝撃的な展開が繰り広げられます。
この後、アルミンは呆然として動けなくなってしまい、しばらく無防備なまま過ごす時間があります。
この間も周囲には巨人がおり、同じ班の仲間たちもほとんど食べられてしまいました。
にも拘わらず、なぜアルミンに食べられずに生き残ったのでしょうか??
アルミン自体の特性? → ✕
アルミン自体が何か特別な性質を持っているのか?
答えはノーです。
なぜなら、すでに一度襲われているからです。しっかり巨人の口の中に入れられています。
だとすれば、一度巨人の口に入れられた後のアルミンの状態に注目する必要があるのではないでしょうか?
巨人は匂いや意識を感知している?
巨人が人間の存在を確認する方法は、目で見たり音を聞いたりするだけではないようです。
壁の外から中へ吸い寄せられるように集まってくることから(壁の中は見えないし、壁のせいで音も通りにくい)、何か別なもので人間を感知していると考えられます。
- 匂い
- 意識
匂い説
1つは匂い説。巨人は鼻が良い、かもしれないという考えです。
コニーがアルミンを触って「何かお前の体ぬめってるしよぉ…!」と言っています。
アルミンは巨人の唾液を全身にまとっているので、人間の匂いがかき消されて巨人の注意を逸らすことが出来そうです。
とはいえ、人間の匂いをなすりつけた牛を用意したら、巨人はそいつを襲うのかと言うと襲わない気がします。
意識説
人間の意識を感知している可能性もあります。
アルミンはエレンが巨人に食われて放心状態。つまり無意識の状態でした。
人間特有の意識が勝った状態とは真逆です。これって人間以外の動物と同じような精神状態ではないでしょうか。
無垢の巨人は基本的に人間以外の動物には関心ですから、これもアルミンが襲われなかった理由にあてはまりそうです。
ちなみにユミルはアルミンだけが生き残った理由を「死体だと思ったんじゃねえの?」と言っています。
でも見えているじゃないか
匂いがなかろうが、無意識だろうが、そもそも見えているだろうという話です。
しかし、しばしば生き物は「動くもの」に反応して対象を捕食しますよね。銃撃事件なんかでも伏せてジッとしていたら生き延びた、という例をよく目にします。
ワーワー喚いて動き回る他の兵士に比べて、あのときのアルミンはとても存在感が薄かったはずです。巨人たちも無理してアルミンを狙うより、わかりやすい他の兵士のほうに惹きつけられるんじゃないでしょうか。
結論 まとめ
アルミンは無意識状態だったから巨人に襲われなかったのだと思われます。