第125話「夕焼け」

概要

エレンが(始祖ユミルが?)「地鳴らし」を発動させ、パラディ島は大混乱状態に陥っています。

ストヘス区では壁が崩壊したことにより多くの住民が命を落としてしまいましたが、エレン擁護派の住民も多い様子。マーレのレベリオ収容区では、エルディア人(ユミルの民)が暴動を起こしそうなムード。

アルミンら104期生、パラディ島の兵団、マーレ軍らそれぞれの組織はあるが、個人個人がバラバラになって行動を始めました。

硬質化していたアニは4年間アルミンとヒッチの話を聞いていたことが発覚。ヒッチとの会話の中で父との関係も明らかに。

アルミンはファルコ救出のため、ガビと共にコニーを追いかけます。ミカサはオロオロしてたらアルミンにブチ切れられて意気消沈。エレンのことが気になるが、とりあえずジャンのサポートに回って様子見。

ハンジとリヴァイの無事が判明。早速、マガトとピークに遭遇して重要な交渉が始まりそうな気配です。

登場人物それぞれの行動・思惑

人物行動
アニ&ヒッチアニをマーレの父の元へ送る(どこまで一緒に行くの?)
コニー&ファルココニー母にファルコを食わせて人間に戻すためラガコ村へ
アルミン&ガビファルコ救出のためコニーを追う
フロックイェレナら義勇兵を拘束。エルディア復興に力を貸せと脅迫。暴走中。
ミカサ&ジャン迷い中。フロックの暴走を止める?
ハンジ&リヴァイマガト&ピークと交渉開始。内容はまだ不明。リヴァイは瀕死状態?
マガト&ピークなす術なしだが、悪あがきはするつもり。ハンジ達と遭遇
パラディ島兵団壊滅状態。シャーディス教官は訓練兵にとりあえず今はイェーガー派につくことを勧める。
マーレ軍一旦マーレに退避。飛空艇で移動を始める

この回で張られていた伏線

レベリオの反乱

アニの父をはじめレベリオ収容区のエルディア人がエレンの放送を聞いて暴れ始める。

回収32巻133話「罪人達(つみびとたち)」

いつか立ち上がる日

シャーディス教官が訓練兵のスルマたちに言ったセリフ

回収34巻最終話「あの丘の木に向かって」

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この回で回収された伏線

アニの父が格闘術を仕込んだ理由

伏線

なぜアニ父は格闘術をアニに教えた?現実離れした理想とは?

4巻17話「武力幻想」

回収

娘を戦士にして名誉マーレ人になりたかったから。しかし、いざアニが戦士になったときそれが間違いであると気づいた。理想は何だったのかは謎。

アニの価値観

伏線

何気なく虫を踏み潰すアニ

23巻94話「壁の中の少年」

回収

アニは当時、自分も含めて命に価値があるとは思っていなかった

俺達にはあの悪魔が必要だ

伏線

フロックのセリフ

25巻102話「後の祭り」

回収

フロックは過去に悪魔を蘇らせることが使命だと語っている。イェーガー派を率いて大暴れする前触れ

シャーディス教官の思惑

伏線

ヒヨッコたちにあっという間にやられてしまったシャーディス教官…

28巻113話「暴悪」

回収

実はスルマたちが再び立ち上がる日のためにわざとやられてあげていた。本当に?

リヴァイは死んだ?

伏線

ハンジが死んだと言っている

29巻115話「支え」

回収

生きていた。本当に死んでいるのならばわざわざ危険を冒して川に飛び込んだりしない。

マフラー盗難

伏線

ミカサが置いていったマフラーを見つめるルイーゼ。

29巻118話「騙し討ち」

回収

ルイーゼはミカサと話す機会を作るためにマフラーを盗んだ。

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こじんまりした今後の人類史

アルミンのセリフ「こじんまりした今後の人類史に大きく影響するだろうから!」

考察

地鳴らしによって人口が大きく減った後の話をしている?

過去回と重ねられている描写

私の家がエレン・イェーガーのせいで…

壁の崩壊に巻き込まれて家が壊れ怪我をしたおばさんのセリフ

内容

シガンシナ区決戦でコニーが同じセリフを言っていた

20巻79話「完全試合」

小ネタ・擬音

カルチャー

擬音

カチャ カチャ カルチャー → 文化 culture

内容

アルミンが立体機動装置を装備する音

所感・考察

女型の巨人ならではの能力

女型の巨人はなんでも出来る汎用性が強みとされていますが、無垢の巨人を呼び寄せる能力はかなり特殊です。

他に巨人を操る者はジークしかいません。そして、巨人を操る能力は獣の巨人由来ではなく、ジーク「王家の血筋由来」です。

つまり、アニも同様に王家の血筋を引いている可能性が高いということになります。

アニの出生が明らかになりましたが謎も多いままです。母がマーレ人で父がエルディア人であるということがわかっただけで、詳しいことは言及されていません。

クライマックス付近でアニ特有の能力を活かして活躍する可能性は低くないと思われます。

アルミンとガビがコニー&ファルコを追いかける理由は?

ミカサの言う通り、今から行っても間に合わないかもしれません。

他に気になることもあります。地鳴らし始めたエレンをどうすんの?とか。

それなのになぜ、アルミンはコニーのところへ向かうことを最優先にするのでしょうか?

アルミンが今、最も心配していることは?

アルミンが一番避けたいのは巨人を巡る争いが繰り返されることです。

アルミンは以下のようなセリフを残しています。

  • 9つの巨人の継承を懸けた問題が消えるわけじゃない
  • 最悪なのは、巨人の力を巡って争い続けた2000年の歴史を繰り返すことだ… この小さい島の中で
  • 疲れて眠い。しかし、とにかく今できるだけのことをしなくちゃ
  • こじんまりした今後の人類史に大きく影響するだろうから!

「地鳴らしを、エレンを止めなきゃ」とか、「フロックの暴走が心配だ」とか、「アニに会いに行きたいな」などは二の次なのです。

あと最後の1つは意味深でとても気になります。

長い歴史俯瞰して見ればこれから起きる出来事は一瞬で些細なことかもしれないが、自分たちにとっては非常に重要な局面なのだ、という感じでしょうか。そして、裏を返せばそれは結局こじんまりでもなんでもない、という

地鳴らしは止めなくていいの?

仮に地鳴らしを今すぐストップしたところで根本的な解決にはなりません。エレンが大虐殺をしてしまうのは問題ですが、しなかったとしてもパラディ島の状況は良くならないからです。

そもそも世界中が(ヒィズル以外)自分たちを敵視しているし、話も聞いてくれない状態でした。だからレベリオ襲撃をしている訳です。

謝ったところで「じゃあパラディ島の島民は全員死んでくださいと」と言われるでしょう。殺されなかったとしても、マーレ国内のエルディア人の扱いを見ればどうなるかは一目瞭然です。

まずはマーレと和解するしかない

マーレと和解できれば、地鳴らしを止めても大丈夫な状況を作れます。

マーレ以外の国に対して自分たちは危険な存在ではないと証明していく足がかりにもなります。

じゃあどうすんの? → 話し合い → 話し合うためには? → マーレの交渉のテーブルについてもらう → そのためには? → ガビの存在が必要

という感じではないでしょうか。

ガビが必要

今も昔も諸悪の根源は「巨人を巡る争い」なのだから、まずはそこを解決しないといけない。

そのためには、パラディ島とマーレがこれ以上揉めてはいけない。その鍵となるのはガビです。

ガビを味方につければ、マガト元帥、ライナー、車力を説得できるかもしれないからです。

で、ガビを味方につけるにはファルコを救出してあげなければいけません。

ユミルの民が悪魔の民ではないことを知っている人物

パラディ島以外の人間で、ユミルの民が悪魔の民ではないことを身をもって理解しているのは、

  • ライナー
  • アニ
  • ガビ
  • ファルコ

の4人です。

アニはよくわかりませんが、ガビを味方につければライナーとファルコもついてくるので、やっぱりガビは必須です。

だから今、ガビを悲しませたり、機嫌を損ねるようなことは絶対にやってはいけません。

初めて交渉できる

アルミンはベルトルトを食って超大型巨人を継承する以前から「話し合い派」でした。

一応気にしていること

  • ハンジとリヴァイが殺されたかもしれない(生きてました)
  • フロック達が僕らにも銃口を向けるかもしれない
  • アニが復活したかもしれない(声大きめ…)
  • 兵団の指揮系統が機能しておらず無秩序だ(ヒッチら憲兵団はなんとやってくれそうではある)
  • ヒストリアにも危険が及ぶかもしれない
  • 義勇兵やアズマビト、ニコロの立場も危うくなる

白夜はやはり終わっていなかった

生き返るべきだったのは僕じゃなかった……

アルミンとガビはファルコ救出に間に合うのか?

多分間に合うでしょう。

サシャの父「母親のためとはいえ…少年の命を引き換えにすることをコニーは深く考え躊躇うはずだ」と言っていたので。

単行本、別冊マガジン掲載時の情報

タイトル

第125話「夕焼け」

Sunset
公開
別冊少年マガジン:2020年2月号
発売日:2020年1月9日()
コミックス
発売日:2020年4月9日()

サブタイトル「夕焼け」の意味

夕焼け→黄昏という連想。ラグナロクは「神々の黄昏(黄昏は誤訳で本来は神々の運命である、など諸説あり)」なので、世界が終わりに向かっていることを暗示?

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