第121話「未来の記憶」

概要

前回に引き続き、エレンとジークがグリシャの記憶を巡る旅。

エレンが9歳になった。しかしグリシャがエレンを洗脳していた様子はない。

ジークは洗脳されていないにも関わらず争いを終わらせることを拒むエレンのことが理解できない。エレンは「オレは生まれた時からオレのままだ」と答える。

ミカサ誘拐事件の現場。エレンは「他人から自由を奪われるくらいならオレはそいつから自由を奪う」と言う。ジークが望む哀れな弟はどこにも居ないらしい。

グリシャは手記を書き上げ、机の引き出しの鍵を見つめる。誰かに見られている意識がある模様。

そしてシガンシナ陥落の日。少年エレンが調査兵団に入りたいと言い出し(ミカサがバラし)、その理由を猛然とまくしたてる。これでグリシャは観念したのか、地下室を見せてやろうと約束して家を出る。

例によってグリシャは診療に出た先で壁の破壊を知り、レイス家礼拝堂地下の場面へ。ここでこれまでの回想で描かれなかった真実が明らかになる。

関連

未来の記憶を見る仕組み

記憶を見せるのは進撃なのか始祖なのか

なぜ「未来は変えられない」のか

この回で張られていた伏線

まさかあんな…恐ろしいことにことになるとは…

グリシャのセリフ。「まさかあんな…恐ろしいことになるとは…」 グリシャは一体どんな記憶を見たのか?

回収33巻131話「地鳴らし」

エレンを…止めてくれ

グリシャのセリフ「エレンを…止めてくれ」

回収34巻最終話「あの丘の木に向かって」

タイムパラドックス?

「エレンがけしかけたことによって達成されたグリシャの始祖奪還(記憶ツアー必須)」と「エレンとジークが記憶ツアー(エレンの始祖必須)」の因果関係が矛盾してしまう?

回収34巻最終話「あの丘の木に向かって」

今の道

エレンがジークに向けて言うセリフ「あんたがオレを親父の記憶に連れ込んだおかげで今の道がある」

回収34巻最終話「あの丘の木に向かって」

あの景色

エレンのセリフ。「あの景色を…」と恍惚とした表情で語っている。あの景色に到達することがエレンの最終目標?

回収33巻131話「地鳴らし」

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この回で回収された伏線

「地下室を見せてやろう」のときのグリシャ

伏線

顔上半分が隠れている。なぜグリシャの視線がはっきりと描かれていないのか?

1巻1話「二千年後の君へ」

回収

未来のエレンの方を見ていたから。記憶として虚像を見ているのか、実物を見ているのか、はっきりしない。

エレンの気質

伏線

大人相手に臆せず、容赦せず惨殺

2巻6話「少女が見た世界」

回収

「生まれたときからこうだった」とエレン自身は考えている。自由を奪われるくらいなら、そいつから自由を奪う

なぜグリシャは情報を隠したのか?

伏線

鍵がきっかけで地下室のことを思い出すエレン。しかし同時にグリシャへの疑念が生まれる。なぜグリシャは壁内人類にとって有益な情報を隠していたのか?

3巻11話「応える」

回収

グリシャの任務はエルディア復権のために壁の王から始祖の巨人を奪うこと(さらに次の世代に繋ぐことも含むと思われる)。レイス家(壁の王)や中央政府とは真っ向から対立する行動なので知られる訳にはいかない。うかつに誰かに話せない。また直前までエレンに巨人を継承すること(犠牲にすること)に迷いがあったことも関係している?

ここに来たことがある

伏線

エレンのセリフ「オレは…ここに来たことが…ある…」

15巻62話「罪」

回収

後にエレンは記憶ツアーでレイス家礼拝堂地下に「来る」。進撃の巨人の特性やユミルの民の性質を考えると潜在的に「来たことがある」と感じてもおかしくはない

硬質化を身に着けたエレン

伏線

エレンはヨロイブラウンを飲めば硬質化を使えるとわかっていた?

16巻66話「願い」

回収

エレンが未来の記憶をどこからどこまでわかっていたのかは不明だが無意識に色々感じていたような描写は複数ある。しかもエレンはこの時点ですでに壁や地下洞窟を作ったはずの始祖の巨人をその身に宿しているので、きっかけさえ掴めば硬質化ぐらい出来てもおかしくはない。エレンがヨロイブラウンで得たのは能力というよりは硬質化を使う記憶なのかもしれない。プラシーボ効果的な。

それだけの選択を課せられたから

伏線

ヒストリアのセリフ「それだけの選択を課せられたから」グリシャがレイス家を惨殺せざるを得なかった理由とは?

17巻67話「オルブド区外壁」

回収

エレンにけしかけられたからでした。

ヒストリアの手ばっかり握りやがって

伏線

ジャンのセリフ。記憶を思い出すためにヒストリアを触るエレンを揶揄している

17巻70話「いつか見た夢」

回収

下心云々のほのぼの描写と見せ掛けておいて、実は本当に重要でした的なパターン。勲章授与式でヒストリアの手を握ってキスしたとき、エレンは今後の展開を決定づける重要な記憶を見てしまう。

エレンはグリシャに洗脳されている?

伏線

獣の巨人の中の人のセリフ「お前は父親に洗脳されている」

21巻83話「大鉈」

回収

ジークが思うような洗脳はされていない。むしろエレンがグリシャを誘導していたフシがある。しかし洗脳されていないとも言い切れない。

グリシャの視線

伏線

「地下室を…見せてやろう」のときのグリシャの視線がわからないように描かれている。

21巻85話「地下室」

回収

未来のエレンを方を見ていた

エレンとグリシャのシンクロで生まれる謎

伏線

ダイナの正体がわかったとき、目覚めたエレンは「あの巨人…お前だったんだな ダイナ…」と言う。

22巻87話「境界線」

回収

グリシャは巨人継承前後の記憶を失っているはず。つまりダイナの巨人化など境界線での出来事の記憶を失っていた可能性がある。87話(850年)にエレンとグリシャがシンクロしたことで記憶の中のグリシャは改めてショックを受けたのかもしれない。

「始祖の巨人」だ、で重なるエレンとクルーガー

伏線

「その道はすべて一つの座標で交わる つまり それが…」の続き、「それが始祖の巨人だ」のとき、エレンとクルーガーが重なる。

22巻88話「進撃の巨人」

回収

89話の「ミカサやアルミン~」121話の「進撃の巨人」の特性「未来の継承者の記憶の覗き見」を示唆

お前が始めた物語だろ

伏線

クルーガーがグリシャに言った一連のセリフ

22巻88話「進撃の巨人」

回収

クルーガー→グリシャのセリフかと思わせて、実はエレンが大元?

ミカサやアルミン その1

伏線

クルーガーのセリフ。「ミカサやアルミンみんなを救いたいなら使命を全うしろ」未来の記憶が流れてきたということ?

22巻89話「会議」

回収

進撃の巨人は「未来の継承者の記憶をも覗き見ることができる」ことを示唆。クルーガーはこれが誰の記憶かわかっていないこと、またエレンがこの記憶をグリシャを通じて見ていることから、この作品が「全てが初めから決まっている」決定論的世界観(少なくとも巨人の力が存在するうちは)であることがわかる。

エレンが見た記憶

伏線

グリシャはフリーダに自分が壁の外から来たエルディア人(ユミルの民)であることを告げ、巨人を殺してくれるようにお願いしていた。エレンが険しい表情になった理由は?

22巻90話「壁の向こう側へ」

回収

グリシャのレイス家惨殺はエレン自身のせいだったことを知ったから。その他にも様々な未来の記憶を見ている。

親父の記憶が開いた

伏線

勲章授与式でヒストリアの手にキスをしたとき、エレンの中にあるグリシャの記憶が開放された。

29巻115話「支え」

回収

レイス家地下礼拝堂の出来事だけではなく、未来の記憶も見ていた。

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フリーダは進撃の巨人の特性を知らない

フリーダは進撃の巨人の特性を知らなかったらしい。世界の記憶を保有するはずの始祖の継承者がなぜそんな重要なことを知らなかった?

考察

グリシャの言い方からすると「不戦の契り」の影響っぽい。あるいは初めから誰も知らないことだった?

なぜ全てを見せてくれない

グリシャのセリフ「なぜ全てを見せてくれないんだ」

考察

エレンはグリシャに見せる記憶を選んでいる?そもそも本当にエレンがグリシャに記憶を見せているのか?

なぜグリシャはエレンに巨人の力を継承したのか?

レイス家惨殺&始祖奪還後も尚、グリシャは任務続行に躊躇いがあった模様。それを覆すためにエレンが見せた記憶がある?

考察

記憶の他にも、グリシャの寿命問題やエレンが生き延びるには巨人の力が必要だから、など差し迫った状況からやむを得ずという線も考えられる。

2回目の記憶ツアー?

エレンのセリフ「まだ親父がオレに食われる所を見てないぞ」

考察

記憶ツアーが再び行われる?※15巻62話で子供エレンがグリシャを食い終わった後のシーンは大人エレン視点(第三者視点)っぽく描かれている。

過去回と重ねられている描写

顔を寄せて脅迫

巨人化を躊躇するグリシャに迫るエレン

内容

なかなか巨人化出来ないエレンに迫るミカサ

8巻32話「慈悲」

これは父さんが始めた物語だろ

エレンがグリシャに言ったセリフ「これは父さんが始めた物語だろ」

内容

クルーガーがグリシャに言ったセリフ「これはお前が始めた物語だろ」と重なる。エレンがクルーガーに言わせていた??

22巻88話「進撃の巨人」

所感・考察

「進撃の巨人」の中で一二を争う難解さを誇る回です。

エレンは洗脳されていないのに戦い続けているのはどうして?

グリシャの記憶を何年見ても、グリシャがエレンを洗脳したり、強い影響を与えたりした場面は出てきません。

グリシャはエレンを自由に育てており、洗脳なんてしていませんでした。それなのになぜエレンは父親の望み通り戦い続けているのでしょうか?

ジークは不思議でたまりません。「なぜ争いを終わらせることを拒む?始祖の力をどうするつもりだった?」と質問。

エレンの回答は単純明快。「オレは…生まれた時からオレのままだ。」

???

いや、だからどうするつもだったの??

エレンに限らず、進撃のキャラクターは相手の質問に答えず、斜めにずらした返答をすることがしばしばあります。

「他人から自由を奪われるくらいならオレはそいつから自由を奪う」「父親がそうしたわけじゃない。オレは生まれた時からこうだった…」

どこかで、何回も聞いたセリフです。生まれつきこうだった、というヤツです。

ジークの質問に対する答えとしては肩透かし感があります。アルミンに「ジークに操られているんじゃないの?」と言われたときの返しも「オレは自由だ」でした。何か隠しています。

これらの言葉をなんとか解釈しようとすれば、「始祖の力を使って自由を取り戻す」ということなのでしょう。具体的にそれが何をさすのかはわかりませんが。

地鳴らしを発動して敵をすべて駆逐するとしても、それが本当に自由を取り戻すことになるのでしょうか?

諦めないジークの真意は?

エレンに言わせれば、ジークは「父親の望んだエルディアの復権を否定することでしか自分を肯定できない、死んだ父親に囚われたままの哀れな男」です。

これまでの人生全てを否定するような言葉ですが、それでもジークは食い下がります。

だったら、むしろグリシャに感謝しないといけない。彼のおかげで世界は救われるのだから。オレはいつでも安楽死計画を実行できるけど、お前のことを見捨てたりはしない。世界を救う前に、たった1人のお前を救いたいんだ。

ジークはエレンを救うことに相当拘っているように感じます。安楽死計画をエレンに認めてもらわないと気が済まないようです。

ミカサにマフラーを巻くエレン

途中でエレンがミカサにマフラーを巻くシーンが差し込まれます。

エレンはどんな想いで見つめていたのでしょう。この顔じゃわかりません…。

ミカサ、アズマビト関連含めてマフラー問題はどうなるか注目です。それらが明らかになれば、今回のマフラー描写の意味合いも定まってくるのではないでしょうか。

そしてシガンシナ陥落のあの日

地下室を見せてやろう

そして問題の「地下室を見せてやろう」のシーンがやってきます。

第1話ではグリシャの顔が半分しか映っておらず、どこを向いているのか不明だったのですが、実は記憶ツアーに来ていた大人エレンに向かって喋っていたことが明らかになります。

連載開始の段階ですでにここまでの構想が決まっていたということです。鳥肌が立ちます。

そしてグリシャは悲愴感溢れる表情で出掛けていくのですが、その理由も後々明らかになっていきます。

レイス家教会地下での始祖の巨人奪還

グリシャはレイス家の教会へ向かい、フリーダを説得しようと試みます。壁に攻めてきた巨人を殺してくれと頼むのですが、「不戦の契り」に囚われているフリーダでは話が噛み合いません。

これまで明かされている事実では、ここでグリシャが巨人化してフリーダ諸共レイス家を全滅(ロッド除く)させるはずです。しかし、今回エレンとジークが見たものは違いました。

グリシャは、「自分は医者だから子供を殺せない」と言って、ガックリと膝を落としてしまいます。

「おいおい、過去が変わるわけ無いだろう、どうなってんの?」と困惑するジークをよそに、エレンはジリジリとグリシャに詰め寄って囁き始めました。

「何をしてる。立てよ、父さん。忘れたのか?何をしにここに来たのか?」

「犬に食われた妹に、報いるためだろ?復権派の仲間に、ダイナに、クルーガーに報い続けるために進み続けるんだ。死んでも、死んだ後も」

「これは父さんが始めた物語だろ」

そして決心がついたグリシャは巨人化。王政編(16巻63話)やマーレでのエレンとジークの密会時(29巻115話)など、これまで何度か描写があったそれと同じように、グリシャはフリーダを捕食して始祖の巨人の力を手に入れます。

つまりレイス家惨殺はエレンがグリシャにやらせていた、ということになのでしょう。

「父さんが始めた物語だろ」って、クルーガーがグリシャに言ったセリフと同じですね…。実はエレンが考えたセリフなのでしょうか。

進撃の巨人の特性、能力とは?

グリシャはフリーダとの問答の中で進撃の巨人の能力を明かします。

「進撃の巨人」は未来の継承者の記憶をも覗き見ることができる…つまり未来を知ることが可能なのだ

一連の始祖奪還のからくりは、「グリシャがエレンの未来を見たせいで、グリシャ自身がエレンを救うための行動を取らなくてはいけなくなった」ということです。

未来を見れるんですからとても素敵な能力に思えますが、好む好まざるに関わらず未来の継承者の記憶によって自身の行動が縛られるので実はそんなに良いものではありません。

グリシャ自身は人殺しなんてしたくなかった。だけどエレンに囁かれてやってしまった。エレンに未来を見せられたから。エレンを守らないといけないから。

未来視は限定的

とはいえ、全てが見通せるわけではなく、未来視の範囲は限定的なようです。

グリシャは、壁が壊されること、壊される日、カルラの安否までは見えていません。だけどレイス家惨殺は見せられている。

めちゃくちゃ歯がゆいですね。

エレンのさじ加減ひとつ?

ジークの言葉で「都合のいい記憶だけをグリシャに見せて過去に影響を与えることも可能なはず…」とあります。

ですから、エレンはグリシャに見せる未来を選んで行動をコントロールしていた、ということになります。

グリシャは自分からレイス家を殺しに来ておいて、いざやろうというときに躊躇っています(グリシャの本心の部分)。そこでエレンの囁きによってグリシャは決心する(エレンにコントロールされている部分)。

エレンが誘導して干渉しているのです。

とはいえ、そのエレンも全ての未来を見ることは不可能なので、何もかも思い通りになるわけではありません。絶妙ですね。

エレンは最後の進撃継承者なのか?

進撃の巨人による「未来の記憶継承」の描写はもっぱら、エレン、グリシャ、クルーガーの3人しか出てきません。

グリシャは「皆がこの記憶に導かれた」と言っていますから、実質エレンによって歴代進撃継承者の行動がコントロールされていた、ということなのだと思います。

クルーガー以前の進撃の巨人はマーレの状況からして特別際立った行動を起こすのは難しいと考えられます。始祖奪還に向けてずっと我慢して弓を引き続けていたのでしょう。

ここで気になってくるのは、エレンが未来の継承者の影響を受けて行動をするときは来るのか?ということです。

アルミンに「どっちだよ。クソ野郎に屈した奴隷は」と言われたときエレンがまともに言い返せなかったことを考えると、エレンもまた未来の継承者に支配されている可能性があります。

こればっかりは最終回近くにならないとわからないと思うので楽しみに待ちたいと思います。

ジークとグリシャの和解

レイス家教会地下から出てきたグリシャは未来のエレンに向かって「これで良かったのか!?」と叫びます。ほんとそうです。こっちは人殺しをさせられたのですから。

そしてさらに「まさかあんな恐ろしいことになるとは」の未来を見せられ(多分、そういう描写だと思います)、絶望。

直後、ジークの存在に気づきます。

グリシャはジークへ謝罪の言葉を述べ、「お前を愛している」と言って抱擁。ジーク「…父さん」

ジークはこれで完全にノックアウトされてしまった感があります。安楽死計画の完遂によって父を否定する、という最大の行動指針が失われてしまいました。

ヒストリアの手とエレンの顔

このグリシャが地下から戻ってきてからジークと抱擁し「エレンを止めてくれ」と言うまでのシーン。

コマの背景が、勲章授与式のときにヒストリアの手にエレンがキスをする様子が描かれています。

つまり勲章授与式のときに、エレンは「レイス家惨殺を自分がグリシャにやらせたこと」や「未来の記憶」を見たのだろうということです。

…ややこしい。

オレは親父の記憶から未来の自分の記憶を見た

エレンが見たのは「未来の自分の記憶」ではなく、「未来のエレンがグリシャに見せたエレンの未来の記憶」です。

あくまでもエレンが見たのは「グリシャの記憶」なのですが、記憶の中身によっては未来を見ることになる、ということです。

なぜなら進撃の巨人の特性は「未来の継承者の記憶を見ること」であって、自分の未来を見ることではない。よってエレンが未来の記憶を見るには、いったんグリシャを経由して通常の知性巨人がやっているような記憶の継承を使う必要がある。

完全に理解…できませんね。書いていてモヤモヤして不安になってきます。

とにかく、この先に起こることをエレンは見たのです。

ここに来て安楽死計画発動

ジークはグリシャと仲直りしたので、「エレンを止めてくれ」という父の言葉通りに奮起します。

ついに安楽死計画の発動が始祖ユミルに言い渡されました。

記憶の旅ではエレンの圧勝でしたが、座標では未だジーク優位は変わらず。エレンは鎖に繋がれたまま。

エレンは自分の手をちぎって鎖から脱出し、始祖ユミルに向かって駆け出しました。

…つづく

エレンのやったことは?

ジークのセリフを信用すれば以下のようになるでしょう。

エレンは進撃の巨人の特性を利用しグリシャに未来を見せることで、壁の王や世界と戦うように仕向け、自分に巨人の力を継承させた。

しかし、エレンは返事をしていません。

結果としては上に書いたようになっているのは間違いないのですが、本当に「エレンがグリシャに未来を見せたのか」「進撃の巨人に時を超える能力があるのか」は不明です。

記憶ツアーはもう1度あるかもしれない

エレンが「まだ親父がオレに食われる所を見てないぞ」と言っています。

「これは後で見ることになるはずだぞ」という意味だと捉えて良いのでしょうか??

15巻62話「罪」でエレンがロッドとヒストリアに触れられたとき、「グリシャがエレンに食われるところ」が描かれています。前半はグリシャ視点なのですが、後半は第三者視点です。これはつまりエレン視点ということなのだと思われます。

また、エレンがグリシャを捕食するシーンは「ミカサやアルミン」のセリフが出てきます。クルーガーが同じことを言うシーンに繋げる意味でも、記憶ツアー再開はありそうな気がします。

というのも、121話で、記憶に干渉(?)するには記憶ツアーをしないといけないような描写があったからです。

グリシャが地下室でジークの存在を認識したとき、エレンは初めて記憶を送信できることに気づいたような顔しています。

エレンは座標で記憶ツアーをするまでは、「未来の記憶を見られることはわかっていたけど、その仕組(自分がグリシャに記憶送信)までは理解できていなかった」と考えられます。

そして、エレンが見たであろう「未来の記憶」の内容からして、今回のツアーで行った分以外にもまだ心当たりがありそうです。

それが「まだ親父がオレに食われる所を見てないぞ」の真意なんじゃないでしょうか。

グリシャがジークに「エレンを止めてくれ」と頼んでいますし、注射を持って泣いている描写もあります。それでもエレンに巨人を継承した秘密が隠されているはずです。

今後どこかで記憶ツアーが再び行われる可能性は高いんじゃないかなと思います。

単行本、別冊マガジン掲載時の情報

タイトル

第121話「未来の記憶」

Memories of the Future
公開
別冊少年マガジン:2019年10月号
発売日:2019年9月9日()
コミックス
発売日:2019年12月9日()

サブタイトル「未来の記憶」の意味

エレンとグリシャが見ていた未来の記憶。進撃の巨人の特性。

関連

未来の記憶を見る仕組み

記憶を見せるのは進撃なのか始祖なのか

なぜ「未来は変えられない」のか

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