第117話「断罪」

概要

シガンシナ区での戦いが始まった。

現在の状況とガビがレベリオ襲撃後の飛行船で聞いた会話の内容を踏まえ、マーレ軍は「始祖の力の発動条件はジークとエレンの接触である」と結論づけた。そして彼らの目的は、相変わらず始祖奪還である。

マーレ軍が捨て身の奇襲を仕掛けてくるということは、ライナーの進言があったに違いないと読むエレン。

そして宿命のライバル同士の最終決戦、的なムード。と思いきや、そこまでドラマチックでもはなく、顎の巨人も積極的関わってくる。

ポルコは「くるみ割り人形」の一件を根に持っている様子。ライナーは2対1なのを良いことに調子に乗って勝ち誇ったセリフを心の中で吐く。

エレンは数的不利を抱えながらも、戦鎚の能力を活かして応戦。2人を串刺しにし、パラディ島兵士たちが雷槍を構え襲いかかった瞬間…ピーク&マガトの大砲がエレンの脳天を直撃。シーソーゲームの様相を呈する。

ほぼ1人で戦うエレンに寄ってたかって総攻撃を仕掛けるマーレ軍。オニャンコポンはこの状況に見かねて、何かやろうとする動きを見せる。

もみくちゃの混戦。しつこく復活を繰り返し踏ん張りポルコを吹き飛ばすエレン。しかし徐々に追い詰められ、ついにライナーに取り押さえられる。

ライナーはエレンがなぜそこまでして戦うのか分からない。なぜお前と同じだと言われるのか分からない。

エレンのうなじに噛みつこうとしたライナーの顎に謎の遠距離攻撃が直撃。ものすごい勢いで転がっていく。

涙目を溜め、歓喜の表情を浮かべるイェレナ。

そしてようやくジーク到着。複雑な表情を浮かべるエレン…その真意は?

この回で張られていた伏線

マガトの「ガビ」呼び

マガトはガビと合流した際、最初は「ガビ」と呼び抱きしめるが、すぐ「ブラウン」と言い直す。

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エレンがイェレナの提案を無視

エレンがイェレナの「逃げろ」という指示を無視したのはなぜ?

考察

エレンとライナーの漢の闘い、あるいはエレンが安楽死計画に賛成していないことを示唆しているというのもあるが、マーレ軍は大量の兵士と巨人が3体いるため、パラディ島側は人間兵士だけでは到底太刀打ちできないことは明らかであり、エレンが戦わなければあっという間に制圧されてしまう。そうなれば全てが水の泡である。なのでエレンがライナーに向かっていくのは当然と言えば当然。

エレンの視野

背後にいる顎の巨人の位置がわかっているように見える。

考察

ライナーの視野を使っている?ヨロイブラウン液のせい?謎。

小ネタ・擬音

ドバイ

擬音

ドバイ → アラブ首長国連邦を構成する首長国の1つであるドバイ首長国の中心都市。

内容

エレン巨人がピークちゃん&マガトの大砲で頭を撃ち抜かれる音。

単行本、別冊マガジン掲載時の情報

タイトル

第117話「断罪」

Judgment
公開
別冊少年マガジン:2019年6月号
発売日:2019年5月9日()
コミックス
発売日:2019年8月9日()

サブタイトル「断罪」の意味

マーレはエレン(始祖の巨人)を討ち取り、奪うことでエルディアを断罪しようとする。ポルコは故郷を蹂躙し自分をくるみ割り人形にしたエレンを断罪しようとする。

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