第110話「偽り者」

概要

パラディ島兵団とジーク&イェレナら義勇兵は互いに信用できないまま時間が過ぎていく。

ラガコ村の住民が巨人化した原因は、ジークの脊髄液を含んだガスが散布されたせいだった。そのガスをわずかでも吸った「ユミルの民」は、身体が硬直し自由を奪われ意識を失う。そしてジークの叫び声によって彼の命令を聞く無垢の巨人へと変身する。

残された時間が少ないジークはなかなかエレンに引き合わせようとしないパラディ島の兵団に不信感を募らせていた。ジークを監視するリヴァイは「ジークの秘策がエルディア人を救う」ということ疑問を感じている。なぜなら当の本人がラガコ村の件に罪悪感を抱いている様子がなく、人の命を軽く見ているからだ。探り合いは続く…。

ピクシスに尋問を受けるイェレナ。10ヶ月前のトロスト区で鉄道開通祝賀会の夜、フロックを仲介役としてエレンに密会していたことを白状する。原因はパラディ島の兵政権がなかなか結論を出さなかったため。イェレナとエレンはジークの寿命が迫っていることもあり、このままでは手遅れになると焦っていた。フロックが選ばれたのもまた同じ理由である。

ハンジはオニャンコポンの元を訪れる。オニャンコポンはイェレナがエレンと密会したこと、また彼女がそれを認めたことまでは把握していなかった。

アルミンは足繁くアニの元を訪れているようだ。ベルトルトを食った影響か、あるいは?

フロックがマスコミに情報を流したことで、国民の兵団への疑念が過熱しエレンを支持する声が高まっている。

ミカサとアルミンはザックレー総統の元を訪れ、エレンとの面会を求めるが却下された。兵団はエレンがジークに操られていると考え、慎重な態度を崩さない。理由はエレンはイェレナとの密会が発覚してもなお、マーレ潜入期間のことをはじめ一切黙秘を決め込んでいること。未だエレンの考えは読めない。

アルミンの推理では、兵団が今の状態で「地鳴らしの実験」を始めるつもりはないということは、すなわち「始祖の巨人」をエレンから別な人間へ移そうと考えている。

そしてその面会直後、総統室が爆発。ザックレーが殺害される。これを合図にするかのようにエレンとフロックら懲罰中の兵士たちが脱走。エレンはフロックらと共にジークの元へ移動を開始した。

にわかに兵団が騒がしくなる中、マーレの戦士ピークが街に潜入していた…。

この回で張られていた伏線

イェレナのマーレ兵捕虜の扱い

パラディ島上陸前、イェレナはマーレ兵に容赦のないスタンスを取っていた。しかし上陸後はマーレ兵に人権を認めさせるよう兵団に交渉し、仕事を持たせるようにした。

回収28巻111話「森の子ら」

うまい嘘のつき方

うまい嘘のつき方とは、時折事実を織り交ぜて喋ること。by ピクシス

回収28巻112話「無知」

アルミンのアニ詣で

アルミンは足繁くアニの所に通っている模様

回収33巻131話「地鳴らし」

ピークの潜入

街中で新聞を読むピークちゃん

回収29巻115話「支え」

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この回で回収された伏線

走り出す巨人

伏線

なぜ巨人が一斉に走り出したのか

9巻35話「獣の巨人(光り輝く少年の瞳)」

回収

ジークが命令したから。ラガコ村の住人がジークの脊髄液を摂取したことで巨人化されたということ。

ラガコ村に死体がない

伏線

なぜラガコ村には死体がなかったのか?

9巻38話「ウトガルド城」

回収

みんな巨人にされているから…

穴がどこにも無い

伏線

ハンネスのセリフ「穴がどこにも無い」ウォール・マリアには穴が開いていなかったのに巨人が発生したのはなぜ?

10巻42話「戦士」

回収

ジークの脊髄液によってラガコ村の住人が巨人化させられていたから

地下を掘る巨人

伏線

ハンジのセリフ「まさか…ついに地下を掘る巨人が現れたんだとしたら 大変だ…」

10巻42話「戦士」

回収

エレンが戦鎚の巨人の力を使って地下牢から脱走

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なぜワインを配ったのは義勇兵ではなくマーレ兵なのか

なぜイェレナは義勇兵ではなくマーレ兵捕虜にワインをばら撒かせたのか?

考察

義勇兵は兵団に信用されていないから。レストランなら油断させられる。またパラディ島民に愛着を持ちつつあり調査兵団と仲の良い義勇兵よりもエルディア人を悪魔だと思っているマーレ人のほうが抵抗なく実行してくれるはず。イェレナとしても指示しやすい。反対されて軋轢を生む可能性が低い。

エレンの黙秘

エレンはなぜ黙秘し続けるのか?

考察

仲間を巻き込みたくない?不確定要素を減らして成功確率を上げるため?

芸術は爆発だ

ザックレー自慢の芸術品「特注の椅子」に仕掛けられたが爆弾が爆発した?

考察

爆風でザックレーが吹っ飛んだ方向はド正面。さらに下半身がなくなっているところを見ると「特注の椅子」はミカサ&アルミンと面談したときに座っていた椅子のことかもしれない。

小ネタ・擬音

ビクウエン

擬音

ビクウエン → 鼻腔炎

内容

アルミンがアニに触ろうとしたところをヒッチに見つかり驚いたときの音

単行本、別冊マガジン掲載時の情報

タイトル

第110話「偽り者」

Counterfeit
公開
別冊少年マガジン:2018年11月号
発売日:2018年10月9日()
コミックス
発売日:2018年12月7日()

サブタイトル「偽り者」の意味

脊髄液に関する話に嘘を織り交ぜるジーク。ピクシスに嘘をつくイェレナ。恋心をごまかすアルミン。エレンの処遇を濁すザックレー。

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