第92話「マーレの戦士」
概要
マーレ国と中東連合の戦争は大詰め。スラバ要塞での戦闘が続く。
巨人にとって脅威となる兵器を排除したところで、4体の巨人を次々に送り込むマーレ。圧倒的なスピードで敵のトーチカや線路を破壊していく顎の巨人と車力の巨人。
満を持して飛行船でライナー&ジーク登場。ジークの一声により質量爆弾という名の無垢の巨人と化したエルディア人が空から大量に降っていく。
あっという間に要塞を破壊し、最後は獣の巨人が得意の投擲で艦隊を攻撃。ここで思わぬ反撃を食らうものの、鎧の巨人が盾となりなんとか堪える。
最終的にマーレ軍は中東連合艦隊を壊滅させることに成功したが圧倒的な勝利という訳にはいかず、巨人の支配する時代が終わりつつあることが世界に広まってしまう。
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この回で回収された伏線
訓練兵上位10名
重要人物たち
1巻2話「その日」
ミカサを含めると半分が巨人だった。マーレ組は既に戦士として訓練を受けているので優秀。ヒストリアはユミルの裏工作によって10位に入ることが出来た(?)
「七つの巨人の力」が絶対ではなくなる日も近い
「七つの巨人の力」が絶対ではなくなる日も近い ←フクロウがエルディア復権派に宛てた手紙内の記述。
21巻86話「あの日」
マーレ編の予告的な。マーレ軍と中東連合の戦争で鎧の巨人がボコボコにやられることを示唆。
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ひたすら戦闘シーンが描かれる
圧倒的なスピードで敵の設備を破壊しながら兵士を倒していく顎の巨人と車力の巨人。
車力の巨人はシガンシナ区の決戦にも帯同しており、荷物を載せた状態でジークの横に待機して色々サポートしていました。今考えれば最終的にジークたちが逃げ帰ってこれたのも車力のおかげです。まさに運び屋。
優しいファルコとエルディア人の現状
ファルコは負傷した敵兵の治療をしており、他の兵士にはない優しさを見せています。ガビが便衣兵となり突撃したあとも守ろうとして1人で飛び込んでいきました。
しかし、敵兵はくたばりそうになりながらも「触るな」「穢れる」「悪魔」と悪態をつきます。世界のエルディア人に対する感情・認識がわかるシーンです。それを見たマーレ人マーレ兵も爆笑しています。
ああ、エルディア人…。
ジークによる無垢の巨人爆弾
一通り敵の設備を破壊した後は上空から大量の無垢の巨人が投下されます。
巨人化される前、飛行船で待機している時点で彼らはすでに普通の状態ではないようです。拘束具で縛られ、にやつきながら涎を垂らしています。
手足を縛られたままパラシュートで飛び出してジークが叫ぶと一斉に巨人化。そのまま要塞に突っ込んで質量爆弾となり防壁や設備を破壊。生き残った者はそのまま敵兵士を捕食し始める…。まさしく悪魔とマーレ兵がつぶやくのも無理もありません。
獣の巨人が無垢の巨人を操ることが出来る描写はこれまでにもありましたが、今回は人間のジークが人間を巨人化させました。注射を打った様子はなかったので、何か違う方法があるのかもしれません。
マーレの戦士候補生たちは複雑な表情で見つめていますが、驚いた様子ではありません。これまでに何度も見てきたような雰囲気です。
ライナー、鎧を貫かれる
質量爆弾に続けてライナー上陸。また壁かよ…と訓練兵時代を思い出しながら空中から突撃。
豪快に壁の上の対巨人砲を破壊していきますが、さすがに数が多すぎたか、遠くから打たれて鎧を貫かれてしまいます。
さすが近代兵器は違います。徹甲弾は雷槍以上の攻撃力を持っているようです。
手こずるライナーを顎の巨人がサポート、連携して対巨人砲を全て破壊完了。
巨人時代の終焉が近づく
最後にジークが獣の巨人となって登場。要塞がある丘から軍港に向かって得意の投擲で爆弾攻撃。
戦士候補生たちも「これで…ようやく戦争が終わる」なんて余裕をかまして眺めていたら、まさかの反撃。戦艦からの集中砲火が獣を襲います。
さすがのジークも狼狽。そこへ間一髪ライナーが駆けつけて身代わりになったおかげで艦隊を沈めることに成功、マーレ国の勝利。鎧の巨人が本当に盾にならないと戦えないってけっこうヤバい感じがします。ガビたちも蒼い顔をしてますよ。
戦争は集結しましたが、巨人の力は絶対ではないことが世界に知られてしまいました。マーレ国危うし…。
単行本、別冊マガジン掲載時の情報
タイトル | 第92話「マーレの戦士」Marley's Soldiers |
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公開 | 別冊少年マガジン:2017年5月号 発売日:2017年4月8日(土) |
コミックス | 発売日:2017年8月9日(水) |
サブタイトル「マーレの戦士」の意味
マーレの「戦士」と呼ばれる巨人の力を操る者たちが登場。彼らの置かれている状況が判明する。