第80話「名も無き兵士」
概要
ウォール・マリア奪還作戦。
シガンシナ区内では104期生が超大型巨人と戦闘中。エレンが超大型巨人に蹴り飛ばされて気絶。残された104期は弱点を見つけるために攻撃を仕掛けるが、蒸気で吹き飛ばされてしまう。
アルミンは未だ超大型の弱点を見つけることは出来ず、万事休すかという状況。追い打ちをかけるようにライナーが息を吹き返す。
一方、ウォール・マリア内。獣の巨人の投石であっという間に兵士の大半を殺され、残ったのはエルヴィン、リヴァイ、馬を守っていた新兵のみ。
エルヴィンは新兵と共に特攻を仕掛け、隙をついてリヴァイが獣の巨人を倒す、という作戦を立てる。もう残された策はこれしかない。
とはいえ、エルヴィンはどうしても地下室に行きたい。手を伸ばせばすぐそこに答えがある。だが自分が殺してきた仲間たちのこともを考えれば、そんな勝手な真似は出来ないということもわかっている。
ぼやくエルヴィンに対して、リヴァイは「夢を諦めて死んでくれ」と告げる。
この回で回収された伏線
エルヴィンの薄ら笑い
なぜエルヴィンは笑っていたのか、リヴァイの言う調査兵団をやっている本当の理由とは?
13巻51話「リヴァイ班」
エルヴィンの夢は父の仮説「壁内の人類は記憶を改竄されていて、壁の外にも人類はいる」を証明すること。もちろん人類を救いたいという気持ちがない訳ではないと思う。
エルヴィンの夢
エルヴィンの子供の頃からの夢とは?
15巻62話「罪」
エルヴィンの夢は父の仮説「壁内の人類は記憶を改竄されていて、壁の外にも人類はいる」を証明すること。もちろん人類を救いたいという気持ちがない訳ではないと思う。
エルヴィンの夢と地下室
ザックレーのセリフより。エルヴィンの夢とエレン宅の地下室にはどのような関係があるのか
17巻70話「いつか見た夢」
父の立てた仮説の答え合わせが出来る。エルヴィンは世界の真相を知りたくてたまらない。
突撃するしか能が無いって話だ
シャーディスは団長時代「突撃するしか能が無い」と言われていた
18巻71話「傍観者」
優秀と言われていたエルヴィンも最終的に突撃するという皮肉
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過去回と重ねられている描写
自分だけは違う、特別だと勘違い
自分だけは違う、特別な者だと勘違いしてしまうフロック
シャーディスとフロックで重なっている。
18巻71話「傍観者」
あの兵士に意味を与えるのは我々だ!!
ジャンがエレンに言ったセリフ「お前を取り戻すために死んだ人達を…活かすか殺すかはお前次第なんじゃねぇのか?」
エルヴィンが特攻に向かう新兵に言うセリフ「あの兵士に意味を与えるのは我々だ!!」体のいい方便。
13巻51話「リヴァイ班」
小ネタ・擬音
無垢の巨人
リヴァイが獣の巨人の前に倒す無垢の巨人の顔がアニメ版の声優
アルミン(井上麻里奈氏)
単行本、別冊マガジン掲載時の情報
タイトル | 第80話「名も無き兵士」The Unknown Soldiers |
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公開 | 別冊少年マガジン:2016年5月号 発売日:2016年4月9日(土) |
コミックス | 発売日:2016年8月9日(火) |
サブタイトル「名も無き兵士」の意味
フロック(後に名前が判明する)が語る、何の意味も無く戦地であっけなく死んでいく兵士たち。そしてそれが圧倒的多数派を占めるという現実。エルヴィンの詐欺演説で特攻に導かれ死んでいく兵士たち。