第71話「傍観者」
概要
エレンが見たグリシャの記憶の中に登場した調査兵団の謎の男の正体は、訓練兵団の教官キース・シャーディスだった。
グリシャの知られざる過去が明らかになる。
この回で張られていた伏線
壁の外に居たグリシャ
なぜグリシャは壁の外に居たのか?
突撃するしか能が無いって話だ
シャーディスは団長時代「突撃するしか能が無い」と言われていた
グリシャがカルラの死を知るタイミング
グリシャは避難所でカルラの死を知った
なぜグリシャは自分で仇を取ろうとしない? その1
なぜグリシャはカルラの仇討ちを自分でやらずにエレンに託した?
傍観者
自分を特別だと勘違いし、最終的に傍観者になることを選んだシャーディス
壁の外で燃え尽きるのだろう
シャーディスのモノローグ「あの目だ――あの子は父親が願ったように 自らの命を燃やし 壁の外で燃え尽きるのだろう 母親の想いも知らずに――」
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この回で回収された伏線
ハンネスの恩
ハンネスはエレンの父にどんな恩がある?
1巻2話「その日」
ハンネスはかつてグリシャに奥さんを救ってもらったことがある
立体機動適正テスト
エレンはそんなに運動神経が悪いの?
4巻15話「個々」
装置の故障…とみせかけて実はシャーディス教官が装置に細工をしていたから。教官はグリシャ、カルラと知り合い。出来ればエレンを兵士にしたくなかった。だけど無理だった。
ベルトの調整
エレンに立体機動装置のコツを聞かれ、ライナーは「ベルトの調整から見直してみろ」とアドバイスする。
4巻16話「必要」
シャーディス教官がベルトに細工していたことを示唆。
エレンの父の名前
今まではイェーガー先生だったけれど…
4巻16話「必要」
シャーディス教官のセリフから、エレンの父の名はグリシャであることが判明。グリシャが初めて会った壁内人がシャーディス教官だった。
シャーディス教官とグリシャの関係
なんで知り合い?
4巻16話「必要」
グリシャがパラディ島に潜入したときの調査兵団団長がシャーディスだったことから。壁外調査中にグリシャを見つけ、壁内の事情を教えたり医者の仕事を紹介するなどした。カルラを取られ…
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謎
20年前?
シャーディス教官のセリフ「私がグリシャと出会ったのは…20年前になるか」
エレンたちがこの話を聞いているのは850年。20年前は830年。エレンが始祖を継承したのはそこから15年後の845年になるので知性巨人の寿命13年とズレてしまう。シャーディスは約20年前と言いたかった、ということにしておこう。
グリシャの怖い目つき
なぜグリシャはあんな怖い顔で「関わらないでくれ」と言ってシャーディスを突き放した?
巻き込みたくないにしてもかなり意味深な表情。エレンの記憶の影響?
小ネタ・擬音
彼は いた
彼は いた
やけに文字が大きい
ブッチャー巨人
キースが戦うブッチャーみたいな無垢の巨人
ももいろクローバーZの玉井詩織氏がテレビ番組で描いた絵がモデル
単行本、別冊マガジン掲載時の情報
タイトル | 第71話「傍観者」Bystander |
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公開 | 別冊少年マガジン:2015年8月号 発売日:2015年7月9日(木) |
コミックス | 発売日:2015年12月9日(水) |
サブタイトル「傍観者」の意味
キース・シャーディス。単に初めから「見て見ぬ振り」を決め込んでいたのではなく、特別であるために一生懸命やっていたら結果的に傍観者ポジションになってしまったという悲哀。しかし傍観者だからこそ得られる視点もあったのでは……。