第67話「オルブド区外壁」
概要
エレンは「ヨロイ」の瓶の液体を摂取して巨人化し、硬質化の力を使って地下空洞の崩壊から仲間を守った。
これでウォール・マリア奪還の目処が立ったが、エレンは父グリシャのレイス家惨殺の件が引っ掛かり複雑な心境。
ロッド巨人は地上にいたアルミンたちを無視して歩を進める。
エレンは自分がロッド巨人に食われれば完全な「始祖の巨人」に戻せると提案。しかしヒストリアはレイス家の人間が囚われてしまう破滅的な平和思想の洗脳を解ける保証はどこにもないから危険だと主張。
エレンが「始祖の巨人」を保有したまま人類が生き延びる道を模索する方向で意見がまとまる。そしてそれはヒストリアが実の父ロッドを殺すことを意味する。
エルヴィンがリヴァイ班と合流。レイス領地から最寄りの城壁都市オルブド区にてロッド巨人を迎え撃つことになった。
この回で張られていた伏線
それだけの選択を課せられたから
ヒストリアのセリフ「それだけの選択を課せられたから」グリシャがレイス家を惨殺せざるを得なかった理由とは?
ヒストリアの選択
父ロッドに嫌われたくなかった、間違っていないと信じたかったヒストリアが父を殺す選択をする。
叫びの力の秘密
「叫びの力」を発動するには?ハンジ「あの時は叫んだ以外に何かやらなかった?」
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この回で回収された伏線
エレンの頭痛
父親のことを思い出そうとすると発生する?
1巻3話「解散式の夜」
PTSD的なもの?エレンは父グリシャがレイス家を惨殺して巨人の力を奪い自分に託したことを知り「壁の中の平和を乱しているのはむしろ自分なのでは」とショックを受ける。潜在的な罪悪感が原因で頭痛を引き起こしていると考えられる。
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謎
エレンの頭痛
礼拝堂地下にて。グリシャがレイス家を惨殺した記憶を思い出したときに頭痛を発症
エレンは人類のために良かれと思って巨人の力を使って戦ってきたが、実はその力は父グリシャがレイス一家を殺して奪ったものだったと知り、不安を感じている。要は嫌なこと、考えたくないことを思い出して頭が痛くなっているのだと考えられる。
始祖の巨人
ハンジが命名
マーレも「始祖の巨人」と呼んでいた。全てのユミルの民は道で繋がっているので巨人の名前もわかってしまう?
エレンの頭痛
オルブド区に向かう途中。グリシャの言葉「ミカサやアルミン~」を思い出したときに発症
PTSD?たとえグリシャに大義があろうとも、エレンにとっては父がレイス家を惨殺したこと、自分のせいで父が死んだことは辛いはず。
単行本、別冊マガジン掲載時の情報
タイトル | 第67話「オルブド区外壁」Outside the Walls of Orvud District |
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公開 | 別冊少年マガジン:2015年4月号 発売日:2015年3月9日(月) |
コミックス | 発売日:2015年8月7日(金) |
サブタイトル「オルブド区外壁」の意味
ロッド巨人を迎え撃つ城壁都市オルブド区