第64話「歓迎会」
概要
ハンジ&リヴァイ班がレイス家礼拝堂に到着。隠し扉から地下空洞へ侵入。
ケニー・アッカーマン率いる対人制圧部隊との戦闘開始。リヴァイ班は、油を燃やす&信煙弾で地下空洞を煙で満たして錯乱しつつ、新型立体機動の弱点である背後と銃弾装填の際に生まれる隙をついて優位に戦いを進める。
一方、エレンがいる地下空洞の奥。
ロッド・レイスがこの世界の成り立ちについて抽象的なワードを並べ立てて解説。そして壁が破壊され多くの人々の命が奪われた現在の状況を招いたのは、フリーダにあるべきだった巨人の力がエレンに渡ってしまったことが原因だと言う。
この回で張られていた伏線
初代壁の王は誰?
100年前に壁を作ったり民の記憶を改竄したのは誰?
100年前の出来事
レイス家の地下洞窟は約100年前に作られた。100年前に何があった?
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この回で回収された伏線
巨人によって巨人から守られていた人類
アルミンのセリフ「僕達はずっと巨人によって巨人から守られていた」ジャンは「冗談か?」と茶化すが…
8巻34話「戦士は踊る」
約100年前にレイス家の先祖が巨人の力を使って壁を作った。目的はアルミンの言う通りまさに巨人から人類を守るため。
強固なる誓約制度
ニック司祭が言う「強固なる誓約制度」とは?
9巻37話「南西へ」
「エレンの中にある巨人の力」を王家の血を引く者が継承すると、先祖である初代王の思想に囚われて絶対に壁の秘密・世界の真相を口外しない。加えて巨人の力の影響下にない少数派の血族(王政の貴族たち)は自らの意志で黙秘し、権力を得る。これによって100年以上に渡って世界の統治体制は維持されてきた。
壁の秘密を知り公表する権利
ニック司祭の言う「壁の秘密を知り公に話すことを選べる権利」とは?
9巻37話「南西へ」
「エレンの持つ巨人の力」を継承する権利。王家の血を引くレイス一族であれば、壁にまつわる記憶(秘密)も継承されるはず。秘密を話すかどうかは継承者に委ねられることになっている。だから「権利」という言い方をしている。レイス家ではないグリシャやエレンは壁について何か知ったような描写は王政編終了までなかった。
彼女次第
ニック司祭の言う「彼女なら我々の知り得ない真相さえ知ることができる」「それを話すかどうかは彼女次第」とは?
9巻37話「南西へ」
王家の血を引くクリスタならば「エレンの持つ巨人の力」を継承すれば記憶によって世界の真相を知ることが出来るはず、そしてそれを公に話す権利がある、という意味。しかし歴代の継承者で世界の真相を公に話した者は一人もいない。
「強固な誓約制度」とヒストリアの関係
「強固な誓約制度」とヒストリアにどんな関係があるのか?
14巻57話「切り裂きケニー」
ヒストリアは王家の血を引いているので「エレンの巨人の力」を継承すればフリーダのように沈黙することになり、これまでの統治体制が維持される…とロッドや王政貴族(少数派の血族)は考えているのでエレンとヒストリアを狙っていた。
その血に仕掛けがある?
ロッドは妻と子を失った直後にヒストリアと接触を図った。それを知ったリヴァイのセリフ「その血にタネか仕掛けがあるってのか?」
15巻62話「罪」
リヴァイは「血統そのもの」に理由があるのか?という意味で言っている。エルヴィンが言っていた「信頼関係を根拠にしているならヒストリアを狙うのおかしい」という疑問に対する答え。
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謎
「壁の巨人」の中の人は?
100年前に巨人の力によって三重の壁が作られた。では中の人は?
壁の中には巨人がいた。巨人は無から作られたのか、元となる人がいるのか?
小ネタ・擬音
サシャの美しい寝顔
レイス家礼拝堂に向かう道中、作戦を立てるハンジとアルミン。「サシャは弓を使って我々を援護してくれ」と言われている。
話を聞いていないどころか2人の間でスヤスヤ眠るサシャ。しかし本番では見事に仕事をこなしている。
単行本、別冊マガジン掲載時の情報
タイトル | 第64話「歓迎会」Welcome Party |
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公開 | 別冊少年マガジン:2015年1月号 発売日:2014年12月9日(火) |
コミックス | 発売日:2015年4月9日(木) |
サブタイトル「歓迎会」の意味
調査兵団を迎え撃つ中央憲兵・対人制圧部隊