第42話「戦士」
概要
ウトガルド城での戦いを切り抜け、なんとか生き延びたライナーは疲れ切っていた。ベルトルトは「あともう少しで故郷に帰れる」と励ます。
ハンジ達は当初の目的であった壁の穴の修復作業に取り掛かろうとするが、ちょうどやってきた駐屯兵ハンネスの報告によると壁の穴はどこにも無い。
兵士たちは一旦トロスト区で待機することになり撤退の準備を始めるが、その端でライナーがおもむろに自分たちの正体を明かし始める…。
この回で張られていた伏線
穴がどこにも無い
ハンネスのセリフ「穴がどこにも無い」ウォール・マリアには穴が開いていなかったのに巨人が発生したのはなぜ?
地下を掘る巨人
ハンジのセリフ「まさか…ついに地下を掘る巨人が現れたんだとしたら 大変だ…」
ライナー&ベルトルトの故郷
ライナーとベルトルトの故郷とは?何処から来たのか?
ライナー&ベルトルトの目的
ライナーとベルトルトが巨人なのはわかった。では目的は?なぜエレンを狙う?
ライナー&ベルトルトが壁を壊した理由
ライナーとベルトルトが巨人なのはわかった。ではなぜ壁を壊した?
なぜライナー&ベルトルトは巨人になれる?
ライナーとベルトルトが巨人なのはわかった。ではなぜ巨人の力を持っているのか?
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この回で回収された伏線
壁の上から顔を覗かせる巨人
冒頭で壁の上から顔を覗かせる巨人の正体
1巻1話「二千年後の君へ」
ベルトルト。超大型巨人。104期訓練兵でエレンの同期。ではその目的は?なぜ壁を壊した?どこから来た?なぜ巨人になれる?
内門を破壊した巨人
内門を破壊した巨人の正体
1巻2話「その日」
ライナー。鎧の巨人。104期訓練兵でエレンの同期。ではその目的は?なぜ壁を壊した?どこから来た?なぜ巨人になれる?
あんたと一緒?
アニ「あんたと一緒だとは思われたくないわ」
1巻3話「解散式の夜」
これはジャンに言っている。しかしベルトルトに言っていると捉えられなくもない。その場合、「あんたと一緒(仲間)だと思われたくない」と言っているように見える。
巨人についてやたら知りたがるライナー
騒ぎが収まっていないのにライナーはやたら巨人の正体を気にする
2巻9話「心臓の鼓動が聞こえる」
ライナーがスパイであることを示唆。目的は始祖の巨人を奪うことなので、手がかりを見つけるために必死。
アニを心配するライナーとベルトルト
ライナーとベルトルトがバタバタと駆けつけて来てアニを心配している。
2巻9話「心臓の鼓動が聞こえる」
ライナーとベルトルトとアニが仲間であり彼らが巨人であることを示唆。巨人の力を使って回復しなくてはならないほどの怪我を負われると正体がバレるし、普通に時間をかけて治しても任務に支障が出るから困る。
巨人を味方につけることに賛成するライナーとアニ
ジャンの言う通りさっさと逃げたほうが良いと考えるのが普通。しかしミカサに同調して必死に食らいつこうとする
2巻9話「心臓の鼓動が聞こえる」
ようやく手がかりを見つけたので逃したくない。他の巨人に食われるとややこしいことになるので出来ればエレンのままでいて欲しいというのもあったかもしれない。
蒸気に反応してしまうライナー
砲弾を防いだエレンの巨人の蒸気に反応し、いの一番に様子を見に行ってしまうライナー。アニも続いて行く。
3巻11話「応える」
ライナーがスパイであることを示唆。エレンの巨人の力について知りたくてたまらない。
通過儀礼
シャーディス教官の通過儀礼をパスしたメンバー
4巻15話「個々」
アニ、ミカサ、ライナー、ベルトルト、エレン、ユミル。通過した者は全員巨人だった。
巨人目撃談
シガンシナ区陥落時のことをエレンに聞く同期たちのセリフやコマ使い
4巻15話「個々」
ライナー、ベルトルトが知性巨人継承者であること、アルミンが後に超大型巨人を継承することを示唆している。
アニの視線
同期たちが超大型巨人の見た目についてエレンに聞いているとき、アニはベルトルトの方を見ている。
4巻15話「個々」
ベルトルトが超大型巨人の継承者であることを示唆。
兵士に拘るライナー
やたら自分が「兵士」であることに拘るライナー。
4巻17話「武力幻想」
本当は戦士だから。兵士であることでバランスを保っていたので強く意識していたのかもしれない。
女型の巨人が来た方向
女型の巨人は右翼後方から来た。
5巻22話「長距離索敵陣形」
ライナーが事前に聞いていたエレンの位置と一致。つまりライナーとアニは繋がっている。
「どうしてそう思った?」ライナーの驚き
アルミンの「巨人の体を纏った人間… エレンと同じことができる人間だ」という発言を聞いてジャンは驚くが、ライナーはなぜそう思ったのか聞く。
6巻23話「女型の巨人」
ライナーは女型の巨人に知性があることに驚いておらず、アルミンがそれを見抜いたことに驚き、焦っている。
ライナーが知るエレンの担当位置情報
ライナーが聞いていたエレンの担当位置は右翼後方。
6巻23話「女型の巨人」
女型が現れた方向と一致。ライナーとアニが仲間であることを示唆している。
エレンの位置を知りたがるライナー
エレンの居場所を知りたがり、やや掛かり気味にアルミンに聞いている。
6巻23話「女型の巨人」
ライナーは女型にエレンの情報を伝えるために何か聞き出そうと必死だった。しかしアルミンが「女型の狙いはエレンだ」と言った後の会話なので自然に感じる。
女型が中央後方へ方向転換
アルミンたちと戦闘の後、女型が急に方向転換してエレンのいる方向へ走り出した。
6巻23話「女型の巨人」
ライナーが女型に捕まったときに手の平に刃で文字か何かを書き情報を伝えていた。
焦るライナー&ベルトルト
巨大樹の森の中が何が起きているか気になっているライナーとベルトルト
7巻27話「エルヴィン・スミス」
後から読むとアニが捕まったのではないかと気が気でない様子に見える
ごまかしライナー
おかしな点に気づきかけたコニーをさえぎるライナー
9巻38話「ウトガルド城」
コニーを励ます&巨人の秘密について気付かれないようにしている。精神が分裂しているので真相は不明。一石二鳥の棚からぼたもち。
巨人化しようとするベルトルト
塔が崩れそうになり、ユミルの巨人がコニーたちの元へ駆けつけ「イキタカ ツカアレ」と言うコマの1つ前、ベルトルトが手を噛もうとしている
10巻41話「ヒストリア」
ベルトルトが巨人であることを示唆
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謎
なぜライナー&ベルトルトはこのタイミングでエレンを誘拐しようとした?
なぜライナーとベルトルトはこのタイミングでエレン誘拐に踏み切ったのか?
既にエレンが始祖or進撃保有者であることが確定的(まさかの両方)なので出来るだけ早く動きたかったという前提がある。そして調査兵団の監視が厳しくなってきている中で、仲間を食ったユミルまで現れたのでまとめて誘拐できるし、もうここしかない!と判断したのだと思われる。ライナーの精神分裂もあるのでベルトルトとしては気が気でなかっただろう。
単行本、別冊マガジン掲載時の情報
タイトル | 第42話「戦士」Warrior |
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公開 | 別冊少年マガジン:2013年3月号 発売日:2013年2月9日(土) |
コミックス | 発売日:2013年4月9日(火) |
サブタイトル「戦士」の意味
ライナーとベルトルトが自分たちの正体が壁を破壊した「戦士」であることを明かす。