第37話「南西へ」
概要
巨人発見より16時間後。
エレン、ミカサ、アルミン、ハンジ、リヴァイ、ニック司祭を乗せた馬車がストヘス区(女型の巨人と戦った街)から南西隣の城壁都市エルミハ区へ移動中。
ニック司祭は壁の巨人の秘密を知っていながら口を閉ざしている。それなりの理由があるらしい。
しかし巨人発生によって人類が滅亡の危機を迎える今、最前線となるエルミハ区へ自ら赴き、実際にその目で状況を確認し、情報を明かすかどうか改めて考えたいという。
ハンジは「壁の破片」と「女型の巨人の硬質化した皮膚」が非常によく似ていることを発見した。つまりエレンが巨人の力を使いこなせば、硬質化によって壁の穴を塞ぐことも可能かもしれない、ということになる。
エルミハ区に到着した一行。
住処を失い絶望する大量の避難民を見ても尚、ニック司祭は自分の口からは秘密を明かせないと言う。しかし彼なりの良心からなのか「壁の秘密を知り公に話す権利を得ることが出来る人物」の名を明かした。
その名を聞いて驚愕する一同。それはエレンたちもよく知る104期生であり、しかもその人物といつも一緒にいる者もまたハンジにとって興味がある人物だった。
巨人発見より9時間後。
南班担当のコニーやライナーたちはコニーの故郷の村に到着。
誰もいなくなった村で1体の動けない巨人を発見する。
この回で張られていた伏線
壁の秘密
ニック司祭はなぜ壁の秘密を話さないの?
強固なる誓約制度
ニック司祭が言う「強固なる誓約制度」とは?
壁の秘密を握るある血族
ウォール教の信者が代々壁の秘密を託してきたある血族とは?
クリスタという名前の由来
クリスタは偽名だった。
壁の秘密を知り公表する権利
ニック司祭の言う「壁の秘密を知り公に話すことを選べる権利」とは?
彼女次第
ニック司祭の言う「彼女なら我々の知り得ない真相さえ知ることができる」「それを話すかどうかは彼女次第」とは?
ユミル?
なぜハンジは「ユミル」で驚いた?
ユミルの名前が判明
1巻から登場しているがずっと名前が不明だったのはなぜ?
ユミルが調査兵団に入った理由
「自分のため」とはどういう意味?なぜクリスタを守ったりするのか?
ラガコ村にいた巨人
ラガコ村でひっくり返っている巨人
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この回で回収された伏線
壁の成分。アルミンの推測
アルミンのセリフ「(壁は)巨人の硬化の能力で造ったんじゃないかな……」
8巻34話「戦士は踊る」
ハンジの分析と合致していた。「女型の巨人が残した硬い皮膚の断片」と「壁の破片」は模様の配列や構造がよく似ていた。
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単行本、別冊マガジン掲載時の情報
タイトル | 第37話「南西へ」Southwestward |
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公開 | 別冊少年マガジン:2012年10月号 発売日:2012年9月9日(日) |
コミックス | 発売日:2012年12月7日(金) |
サブタイトル「南西へ」の意味
エレン達の進行方向が南西。ストヘス区から見て南西にあるエルミハ区を経由し、そこからさらに南西に進みウォール・ローゼに開いたと思われる壁の穴の修復を目指す。