第4話「初陣」
概要
5年振りに遭遇した超大型巨人との戦闘開始。
みんなビビってまともに動けない中、独り復讐に燃えて躍動するエレン。固定砲や開閉扉を狙って破壊したことから知性があることも見抜いてしまう。
超大型巨人は動きが遅いため、エレンは簡単に背後を取ってうなじを狙えたが、突然熱風を発して消えてしまった。
破壊された開閉扉から多数の巨人が襲来しトロスト区は大混乱に陥り、緊急事態時の作戦が開始された。
不運なことに最も実践経験豊富な調査兵団は壁外調査のために不在。よって駐屯兵団(壁の整備や街の警備が専門)とエレンら訓練兵のみで応戦するという厳しい事態。
緊張のあまり震えが止まらないアルミン。安全な内地で過ごせる憲兵団に入団するはずが配属目前にトラブルに巻き込まれショックを受けるジャン。恐怖で嘔吐する新兵も…。
破壊された穴に近い方から、前衛、中衛、後衛の3つの班に別れて住民の避難が完了するまで巨人と戦い続ける。
訓練兵らは中衛だが、ミカサは精鋭部隊として後衛を担当。
初の実践に息巻く訓練兵だったが、戦闘開始早々にエレンが巨人に足を食われてしまう。他のメンバーも戦前の意気込みとは裏腹に、巨人に圧倒的な力量差を見せつけられ続々と食われていく。
戦意喪失し体が動かなくなったアルミンもついに巨人に捕まり口の中へ放り込まれてしまうが、ギリギリのところで瀕死だったはずのエレンが助けに来る。
なんとか巨人の口からアルミンを引っ張り出したエレンだったが、自身は力尽きて飲み込まれてしまう…。
この回で張られていた伏線
超大型巨人が消えた?
超大型巨人がエレンと交戦中、熱風(蒸気?)を発して消えてしまった。
調査兵団が不在である理由
実践経験豊富な調査兵団が“たまたま”壁外調査へ出ていた。本当にたまたまなのか?
あの岩
トロスト区市街地にある大岩についてアルミンが言及
炎の水・氷の大地・砂の雪原
アルミンの祖父の本に書いてある「炎の水・氷の大地・砂の雪原」
ミーナを食べた巨人
エレンとアルミンと同じ班だったミーナを食べた巨人
エレンを食べた巨人
アルミン未遂、エレンを丸呑みした巨人
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謎
エレンを食べた巨人の謎
なぜエレンを食った髭面の巨人はエレンの巨人を継承しなかった?
丸呑みしたから。巨人の力を継承するには背骨を噛み砕き脊髄液を摂取しなければならない。10話でこの巨人の胃袋の中が描かれるが、他の人もみんな丸呑みされているようなので、そういうクセなのでは。エレンが胃の中で怒り叫んで巨人化する演出は、旧約聖書のヨナ書で大魚に食われたヨナが腹の中で祈り続けた話が思い起こされる
単行本、別冊マガジン掲載時の情報
タイトル | 第4話「初陣」First Battle |
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公開 | 別冊少年マガジン:2010年1月号 発売日:2009年12月9日(水) |
コミックス | 発売日:2010年3月17日(水) |
サブタイトル「初陣」の意味
エレンが調査兵団に入って初めての巨人との戦い。
巨人の生態
- 人間のような知性がないので意思の疎通ができない
- 生殖器がない
- ほとんどが男性のような体つき
- 高温
- 人間以外の生物には一切の関心を示さない
- 唯一の行動原理は人を食らうこと
- しかし本来食事は必要ない
- 目的は捕食ではなく殺戮か?
- 傷がすぐ回復してしまう(頭部でも1~2分)
巨人の弱点
巨人の弱点はうなじ。
うなじを大きく損傷すると再生することなく絶命する。
謎
- 最も実践経験豊富な調査兵団がタイミングよく壁外調査に出ており不在なのは偶然?
- なぜか街中には破壊された穴を塞げるだけの大岩があるが、動かすだけの技術がない…。