ジーク・イェーガー Zeke Yeager
エレンの異母兄。マーレ軍の戦士隊・戦士長。獣の巨人の継承者。
巨人化した状態でも普通に喋る。投擲技術に優れ、遠距離戦では無類の強さを発揮する。王家の血を引くため自身の脊髄液を摂取した巨人を操ることが出来る。
マーレに強い憎しみを持つ父グリシャとフリッツ王家の血を引くダイナの元に生まれる。エルディア復権派の象徴としてグリシャはジークに期待を寄せていた。
復権派の活動に熱を上げる両親と慎ましく生きようとする祖父母の間で板挟み状態であったが、どちらにとっても「賢くていい子」であるように努めていた。クサヴァーが指摘するようにジーク本人は両親からの愛情を素直に受け止めていたとは考えにくい。
このような幼少期の境遇が、普段は軽口を叩きつつも根は悲観的で自己肯定感の低い人格を形成し、後の安楽死計画に繋がっていったものと思われる。弟エレンとは対照的である。
7歳の頃、マーレがパラディ島侵攻のため(始祖の巨人を奪還するため)に7つの巨人を継承する戦士の募集を開始。エルディア復権派のスパイとしてマーレ軍に送り込まれるが本人にその気はなく成績はイマイチだった。
そんな中マーレ当局にエルディア復権派の活動を嗅ぎつけられ、祖父母と自身の身の危険を案じたジークは両親を告発し楽園送りにした。
7歳にして両親を売ったことでマーレ軍では「驚異の子」と呼ばれる。
獣の巨人はオランウータンのような見た目をしているが、これはジークが幼少期に遊んでいた猿の人形に酷似しており関連性があると考えられる。獣の巨人の先代クサヴァーの息子もまたジークのものとよく似た猿の人形を持っていた。
戦士候補生としては落ちこぼれだったため慎ましく生きようと考えていたが、クサヴァーから始祖の巨人の特別な力を聞いたことで戦士となる決意をする。クサヴァーから獣の巨人を継承し、安楽死計画を実現するためにマーレ軍に忠誠を示しつつも裏では真のエルディア復権派として計画を進めていた。
ライナーら4人の後輩戦士に遅れること5年、パラディ島に上陸。威力偵察でラガコ村の住人を巨人化させ、調査兵団分隊長ミケ・ザカリアスから立体機動装置を奪い殺害。ウトガルド城で休息中の兵士たちに無垢の巨人を差し向けて襲った。
104期ユミルを拉致したライナーらから話を聞き、父が異母弟エレンを残していたこと、またそのエレンが始祖の巨人を継承していたことを知り衝撃を受ける。
始祖奪還計画は失敗に終わり、4年間他国との戦争に駆り出されていたがその間もキヨミ・アズマビトと接触したり、パラディ島への調査船にイェレナら反マーレ派義勇兵を送り込むなど水面下で安楽死計画を進めていた。
レベリオ襲撃を機にマーレに裏切れがバレる。
シガンシナ区の戦いを経て、エレンに接触し座標に到達。
エレンをグリシャの記憶の世界に連れて行き洗脳を解こうとする。しかしエレンは洗脳などされておらず、むしろ自分のほうが父親に囚われていたことを思い知らされ、グリシャと和解(?)する。
基本情報
名前 | ジーク・イェーガー Zeke Yeager |
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性別 | 男性 |
人種 | マーレ国エルディア人 |
巨人 | 獣の巨人 |
身長 | 183cm |
体重 | 92kg |
生年月日 | 8月1日 |
年齢 | 不明 |
出身地 | マーレ国レベリオ収容区 |