サシャ・ブラウス Sasha Blouse
104期訓練兵団を9位で卒業。ウォール・ローゼ内南区ダウパー村出身。
キース・シャーディス教官の評価は、
身のこなしが素早く 型破りな勘の良さがあるが
型にはまらない故に組織的な行動には向かない
というもの。
食いしん坊キャラ。訓練兵入団時には教官の前で堂々と蒸かした芋を食べたり、食料庫から肉を盗むなど、非常識な行動をとっている。
山育ちの狩猟民族のためか、感覚器官が優れており巨人が近づいてくるのを誰よりも早く察知したこともある。
飛び道具が得意で、王政編では弓、マーレ編のレベリオ襲撃では銃を使って戦っている。
獣の巨人によるウォール・ローゼ内の襲撃の際、故郷のダウパー村へ調査へ向かい、逃げ遅れた少女カヤを助けるために生身で無垢の巨人と戦った。はじめは得意の弓で応戦したが、最終的には矢を手で握り直接巨人の目に突き刺した。
父曰く、人と接することに臆病なところがあり、訛りにコンプレックスを感じていて同期にも敬語で接していた。同期のユミルには「お前の言葉で話せよ」と言われ、徐々に訛りを隠さないようになっていった。
作者曰く、当初はダウパー村でカヤを救って死亡する予定だったが「一見カッコいいけれど、死ぬのはここじゃない。もっとふさわしい場所があるんじゃないか」ということで生存。レベリオ襲撃の際、撤退する飛行船の中で追い掛けてきたマーレの戦士候補生ガビに撃たれ死亡。
基本情報
名前 | サシャ・ブラウス Sasha Blouse |
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性別 | 女性 |
人種 | パラディ島エルディア人 |
身長 | 168cm |
体重 | 55kg |
生年月日 | 7月26日 |
年齢 | 16歳 (850年) 20歳(854年) |
出身地 | ウォール・ローゼ南区ダウパー村 |
サシャとカヤ、ガビとカヤ
サシャがカヤを救ったエピソードは、サシャを殺害したガビによって再度浮かび上がることになる。
ガビは捕虜としてパラディ島に上陸後、脱走した挙げ句サシャの父が経営する農場にたどり着きカヤに出会う。サシャの元恋人(?)ニコロが働くレストランにブラウス一家が招待された際、ガビがサシャを殺害した張本人であることがバレて険悪になる。しかしシガンシナ区の戦いで、カヤが無垢の巨人と化したナイルに襲われたところをガビがサシャさながらに救ったことがきっかけとなり和解。
ダウパー村でカヤを襲った無垢の巨人(ラガコ村の住人、もしかするとコニーの父)と、シガンシナでカヤを襲った無垢の巨人(憲兵団のナイル)は、どちらもジークの脊髄液によって巨人化させられた。
カヤはガビとファルコがマーレの人間であることを知っていながらブラウスのところへ連れていっている。当然ブラウスも知っていたはず。ここでガビとファルコは、特にガビはパラディ島のエルディア人が悪魔などではないことを思い知らされる。
カヤは、母がジークによって生まれたであろう巨人に襲われたこと、サシャに救われたことをガビとファルコに話す。ガビは、マーレ軍がパラディ島の悪魔に対してやっていること、そしてその悪魔がどのような気持ちで生きているかということをまざまざと見せつけられ、信念が揺らぎ始める。
カヤがガビを助けるために紹介したのがよりによってサシャと関係が深いマーレ人ニコロ。これでもかと皮肉な展開が押し寄せる。