ヒストリア・レイス / クリスタ・レンズ Historia Reiss / Krista Lenz
パラディ島エルディア国の女王。104期訓練兵団を10位で卒業。本名はヒストリア・レイスであり、クリスタ・レンズは偽名。
真の壁の王・レイス家の血族。父はロッド・レイス、母は妾のアルマ。
進撃の巨人の美少女ヒロイン的な存在。「結婚したい」「結婚しよ」が有名なライナーだけでなく、ミカサにゾッコンのはずのジャンまでも「女神様」と心の中でつぶやき、アルミン(アニのことが好き)に至っては白々しく「あと…かわいい!」となどと言う。
不名誉な妾の子のため身内からも疎まれ、幼少期は牧場の中で外部の人間と接することなく育てられた。
唯一、腹違いの姉フリーダが定期的に訪れて一緒に遊んだり、読み書きを教えていたが、その都度記憶を改ざんされていたため、ヒストリアはフリーダの記憶が抜けていた(後に記憶は蘇る)。
その生まれから不名誉な存在であるがために、中央政府から命を受けたケニー・アッカーマン率いる中央第一憲兵に母アルマ共々暗殺されそうになるが、父ロッド・レイスが「名を変えて遠く離れた地で慎ましく生きるなら」という条件付きで命を救われる。
以後、2年間の開拓地生活を経て訓練兵に入団。自己評価では訓練兵10位になるほどの能力はなく、ユミルの裏工作によって得たものと考えている。
基本情報
名前 | ヒストリア・レイス Historia Reiss / Krista Lenz |
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性別 | 女性 |
人種 | パラディ島エルディア人 |
身長 | 145cm |
体重 | 42kg |
生年月日 | 1月15日 |
年齢 | 15歳 (850年) 19歳(854年) |
出身地 | ウォール・シーナ |
クリスタからヒストリアへ
仲良しのユミルによれば、クリスタの献身的な振る舞いは本心から仲間を想ってやっていることではなく、「どうやって死んだら褒めてもらえるか」「いかにして女神クリスタ伝説を残すか」という考えが基になってるという。またその原因は、妾の子として生まれたために誰からも愛されなかった境遇にあると考えている。
そのため、ユミルはクリスタが元の名前ヒストリアを名乗り胸を張って生きてほしいと願っていた。そしてユミルが離脱するエレン奪還作戦以後、ヒストリアは本性をさらけ出し、単なる「いい子」ではなくなっていく。
王政編では、リヴァイ班に編入。自身が正当な王位継承者であることを告げられ、クーデター実現のために女王即位を命じられる。実の父ロッドに再会し姉フリーダがグリシャに殺されたことを知り、エレンを憎むことになる。父に愛されたい気持ちからエレンを食い始祖の巨人を奪還することで使命を果たそうとするが、直前でユミルの言葉を思い出し巨人化を拒否。
女王即位
自分を殺さずに生きることを決意したヒストリアはエレンを助ける。やけくそで巨人化して街を襲うロッドに自ら止めを刺し、女王に即位した。
「いい子にもなれないし 神様にもなりたくない でも… 自分なんかいらないなんて言って泣いてる人がいたら…そんなことないよ って伝えに行きたい」(16巻66話「願い」)このセリフが以降のヒストリアの行動の指針となっている。また始祖ユミルとの繋がりも匂わせる。
女王即位後は、政権の運営は兵団に任せ、自分は孤児救済の施設を作ることを提案、直接運営に携わり「牛飼いの女王様」と呼ばれる。
ウォール・マリア最終奪還作戦には参加しなかったが、調査兵団が持ち帰ったグリシャの手記を「100年前に失われた記憶」として壁内の人類に公表する決断。また、勲章授与式ではエレンがヒストリアの手にキスをしたことで、エレンの記憶(未来の記憶も含む)が開放された。
妊娠
キヨミ・アズマビトが来島した際、ジークが打ち出す50年計画により、抑止のための地鳴らし要員として自らが獣の巨人を継承しなければならいことを告げられ、受け入れる覚悟を示す。しかしエレンが猛反発し計画は保留になる。
エレンはイェレナからジークの真の狙いが安楽死計画であること、また既に兵団上層部に脊髄液入ワインが振る舞われていることが知らされ、パラディ島は危機的状況であることが発覚。
エレンは地鳴らしを発動することを決意しヒストリアに打ち明ける。はじめは反対したものの最終的には受け入れ、逆に自ら妊娠を提案しエレンの計画をサポートした。
尚、憲兵団師団長のナイルによれば、相手は幼少時代にヒストリアに構ってほしくて牧場の外から石を投げていたが、その罪悪感から孤児院を手伝っているという一途な青年(サスペンダー)ということになっているが、不明。諸説あり。