アニ・レオンハート Annie Leonhart

マーレ国出身、女型の巨人の継承者。

マーレ人の母と浮気相手であるエルディア人の父とのハーフ。捨てられていたところをとあるエルディア人に拾われて育てられた。

その義理の父（あるいは本当の父かもしれない）が自身の暮らしを良くするためにアニに格闘術を仕込む。望み通りアニは優秀な戦士となったが父は自身の犯した誤ちに気づき、「生きて帰ってきて欲しい」と懇願。

それまで他人に興味がなく人間の命にすら関心がなかったアニだがこの一件があったため断固生きて故郷に帰ると心に決めている。

父親仕込みの格闘術が得意でエレンやライナーを軽く捻ってしまう。ミカサとはしばしば衝突するが実際にきちんと戦った描写はほぼない。訓練兵時代は時間切れ、巨大樹の森ではミカサはリヴァイのサポート役、はっきりと手を出したのはストヘス区でミカサがアニの指を切り落としたときくらい。

物語前半は物静かで冷酷な印象が強いが案外そうでもない。マルコの立体機動装置を外すときも相当な葛藤があったようであり、死体処理のときも震えながら謝っていた。女型の巨人となり調査兵団を襲ったときもアルミンの顔を確認して手を出さなかったりと、「戦士になりきれない」部分を垣間見せている。

シガンシナ区の壁を破壊してからは、訓練兵時代も通して壁内の情勢を探るためにずっと１人で潜入調査をしていた。ケニー・アッカーマンに殺されかけたこともある。その間エレンたちとよろしくやっていたライナーやベルトルトに冷たくなるのも無理もない。

エレンの誘拐に失敗し、逆に捕獲されそうになるが自ら結晶化して情報を隠蔽。４年間眠り続けたが地鳴らし発動後に結晶化が解かれ目を覚ます。ヒッチに連れられてマーレを目指して出発するが、途中でアルミンたちと合流した。

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